ナレッジ

(更新日: 2017.12.3) , 2

山に行けないので、家に篭って本を読む。関西周辺の谷、生と死の分岐点など。

2016年12月30日 土曜日。芦屋の弁天滝の上段の中ほどから落ちて1週間。当日は痛みで寝られず、翌日はまともに歩けず、家の中で尻を着いて滑りながら移動するような始末。痛み止めを併用しながら一週間、比較的まともに歩けるようになった。とは言え、とても山歩きはできそうもないので、Amazonで本を購入しておいた。一つは「関西周辺の谷 沢登りルート図集」定価1,200円を3,480円、もう一つは「生と死の分岐点―山の遭難に学ぶ安全と危険」定価2,600円を3,926円にて購入。どちらも定価からかなりお高くなっていて、買うのに躊躇していたけど、こんな機会だから購入してみた。


「関西周辺の谷」において、六甲エリアは「大月地獄谷、西山谷、水晶谷、五助谷、杣谷(〜木袋谷)、大谷川(有馬四十八滝エリア)、山田川地獄谷(大池)、石楠花谷」の八本。やや少ないように思うも、自分が行ったところを思い出すと、まあ確かにこんなもんかなぁとも思う。堰堤や道路を除けば六甲川と芦屋川は規模的にも渓相にしてもこれらに劣らないと思うけど。あとはもし沢道しかないとするなら布引と青谷かな。天王谷は原形がわかならいので、もしかしたら迫力があったかも知れない。

「生と死の分岐点」は六甲とは当然別次元で、雪山の話などは別としても根底にあるものは一緒で読んで良かった。何度も読み直して刻もう。経験だけでは命がいくつあっても足りないし。少々お高いが良い買い物ができたかな。養生して早く復帰したいと思う。

みなさま、良いお年を。

芦屋川下流域遡行。知らなかった滝群に出会う。弁天滝で遡行を中断。前のページ

市ヶ原の茶屋、井戸、ゴルフ場跡を確認しながら世継山へ登る。次のページ

コメント

    • 長峰大好き
    • 2016年 12月 31日

    引っかかったりして半回転とか体勢を崩さなかったのは不幸中の幸いだったかもしれません。
    万事塞翁が馬ととらえてゆっくり養生して元気に復帰なさってください。

    ブログ立ち上げの年としてはPV数も躍進を重ねつづけられたことでしょう、来年も期待していますよ!
    私のような老体でもほんのちょっぴりですがマイナールートの楽しみを共有できた良い年でした、感謝

    • 情けない話です…本当に。軽度ですんだのは運が良かっただけです。
      今回のことを糧に来年はまた違った山行ができればと思います。

      ブログについてはこんな辺鄙な場所へ訪ねていただける方がいらっしゃって嬉しい限りです。
      ヤマレコとは違い気楽な部分もありますし、書きたいことを書けますし、良い部分が多いと実感します。
      とはいうものの、山に行かない時間ができ、ふと考えてしまうこともあります…
      長峰大好きさんからいただいた情報をもとに歩いてみたことについて、
      行く前にワクワクし、実際行って「これが言っていたやつかぁ!」なんて思ったりしました。
      逆に自分の書き方はどうなんだろうと…写真を多数載せて、それを見て「行きたいなぁ」なんて思う人はほとんどいないでしょう。まあ自己満の世界といえばそうなので、好きにやればいいのでしょうけど、見に来てくださる方がいる以上、見せ方なども意識しながらブログを続けられればと思います。

      マイナールートでお会いできればと思うものの、やはり偶然となると難しいでしょうから、示し合わせて行ければなぁなんて勝手に思っています。その前に足を引っ張らない対応ができるようにならねば、ですが。

      順調なら早々に復帰できそうです。来年もよろしくお願いします。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

AND 絞り込み検索

  • カテゴリー

  • タグ

  • キーワード

神戸市境界石

  1. 神戸市境界石No.59 獅子ヶ池東244.9mP付近にて。高…
  2. 神戸市境界石No.79 蛇ヶ谷右岸にて。錨山散歩のついでに。…
  3. 神戸市境界石No.66 鵯越駅からイヤガ谷周辺。
  4. 獅子ヶ池から神戸市区境界を追う。苅藻川を経由してひよどりごえ…
  5. 神戸市境界石No.85 黒岩尾根から派生する尾根にて。どうや…

ナレッジ記事

  1. 神戸古今對照地圖で明治大正期の市郡界を把握する。
  2. 山に行けないので、家に篭って本を読む。関西周辺の谷、生と死の…
  3. 六甲山の砂防堰堤について思う。
  4. 遡行図記号をイラストレーターで作成し、遡行図を作ってみる。
  5. 神戸市背山路圖【KOBE HILL MAP】シリーズをやって…

谷筋ピックアップ記事

  1. 猪ノ鼻滝上流右支、岩谷を登る。風呂ノ谷を下って有馬口まで。
  2. 摩耶東谷弥生滝から溯行。行者滝手前の支流右俣を経て参詣道。
  3. 蛇谷北山南西の岩稜尾根を登り、南東尾根を下る。芦屋市最高峰周…
  4. 岩屋瀧上流 婆谷(ばばだに)を登る。婆谷第二砂防堰堤はいつで…
  5. 花山地獄谷東尾根を登って黒岩を探索後、摩耶山まで歩く。
PAGE TOP