西宮・宝塚

(更新日: 2020.06.2) , 0

生瀬から大多田川右岸支流の不動谷溯行。宝塚最高峰岩原山を経てエデンの園へ下る。


ゴルジュを抜けるとそこには堰堤があった。堰堤とはいっても特に名はなく、単なる補強工といった感じ。やはり斜瀑の上に石を重ねたように見える。


倒木地点などを抜けるとまたこのタイプ。これがまさにこれまでの堰堤のかたちを表していると思うもの。表面を覆って落水を制御したようだけど…どういう経緯でこうしたものを作ったのか。どうみても崩れるよね…(実際近代はないわけだし)。しかしボルダリングで正面突破できるので楽っちゃ楽だ。


進むと赤テープが現れた。どうやら谷溯行ではなく、谷沿いの道のようす。すぐ先で左後方に折り返すようにマーキングが続いていた。


当然マーキングは無視して不動谷を詰めていく。このスタイルは変わらない。それによって困難になることもあるけれど、谷を溯行するならその源頭部まで。


ふと足元に目をやる。Muscleはこんなどうでも良いような沢のようすが大好き。


小滝の奥にはやはり同じような堰堤補強工。コンクリ治山ダムの通過よりははるかに楽でいいけど、少々食傷気味だ。


さらに1基通過すると伏流してガレの登りになってくる。少し先でわずかに流れが顔を見せたものの、消えてしまった。


最後の石垣の谷止を通過して、土留の斜面を登っていく。と、左のすねが異常に痛みだす。何かに刺された覚えもないんだけど…慌ててロキソニンをゴクリ。我慢して斜面を登っていると今度は右のすねが痛みだす。ともに内側から押し出すような痛み。これまで経験したことのない痛みで少々パニクる。


どうにも歩くのが困難で5分ほど休憩。水分補給もしておく。ロキソニンはこれまで何回か服用しているけど、今回はこれまでの痛みのおさまり感はない。どうやら攣った感じ。すねが攣ったはの初めての経験だ。老いているんだなぁ。…いやでも初めての靴だしさ、あげパンも食べたしさ、初めてのことが重なったんだよね、きっとそうだよ。


認めたくはないけれど…認める必要はありそうね…。どうあれ、こんなところで立ち止まるわけにはいかない。痛みをこらえつつ羊歯の藪の間を抜けてなんとか稜線まで。

1 2 3

4

5

藍那集落を経てあいな里山公園散策。相談ヶ辻から星和台まで。前のページ

神戸市立灘図書館から住吉山手の徳本寺。三宮から住吉まで往復ウォーキング。次のページ

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

AND 絞り込み検索

  • カテゴリー

  • タグ

  • キーワード

神戸市境界石

  1. 神戸市境界石No.78 再度山山頂の北側にて。蛇ヶ谷右岸から…
  2. 神戸市境界石No.85 黒岩尾根から派生する尾根にて。どうや…
  3. 神戸市境界石No.69 菊水山駅東尾根(仮称)から菊水GCを…
  4. 神戸市境界石No.48・49 高取山白川神社境内と安井茶屋 …
  5. 獅子ヶ池から神戸市区境界を追う。苅藻川を経由してひよどりごえ…

ナレッジ記事

  1. 廃道間近 命の道標「つうほうプレート ち 58-4」周辺につ…
  2. 山行記録のまとめ方改。Google マイマップで一覧を作成し…
  3. 菊水山周辺についての下調べ。
  4. トゥエンティクロス道標の表記がバラバラな件について調べてみた…
  5. 忘れ去られた谷と岩場。六甲学院 山岳部誌「たきび」を紐解いて…

谷筋ピックアップ記事

  1. 蛇谷北山南西の岩稜尾根を登り、南東尾根を下る。芦屋市最高峰周…
  2. 布引雄滝 五瀧不動尊の祠裏手から谷筋を登る。
  3. 北黒五山から雨ヶ峠へ。支尾根を下り長谷(河原ヶ谷)を登り返し…
  4. 苧川谷の杉尾谷右俣の滝から南の尾根へスイッチ。東山尾根を下る…
  5. 青谷川支流の婆谷左俣を登る。途中の大滝に寄り道。
PAGE TOP