トラバース途中に石垣が現れる。途中にもそこそこ大きな木はあった。
斜面に「借受人 神戸市灘区 使用人 忉利天上寺」の杭があった。期間は昭和五十五年三月三十一日。面積は一三八・三三平米とある。天上寺の寺領ってどこからどこまでだったのか…。
さらに足元に「1965-8」と何かしらのロゴマーク。これはなんだろう?電気関連だとは思うんだけど。※kurokuwaさんコメントより、これは碍子で、大トー株式会社(現株式会社日本ネットワークサポート)の低圧用のものと思われる…とのこと。
上野道の宝篋印塔があるコルに来た。さてここから先、上野道を峠として東へ向けて下ることにする。そこはかつての天上寺に至る参詣道の1つ。昔の地図で見ても立派な道があったと思える谷筋。
下り始めはやや立派な杉もあるけど、3m前後。巨木と言うには少々足りない。何回かこの谷筋を歩いているんだけど、参詣道と思える踏み跡は確認できていない…。右岸を下る。
なんだか立派な踏み跡を見つける。ここは谷筋からは20mくらい上か。この踏み跡は知らなかったなぁ。とりあえず進む。
石柱やら残骸物が現れて少しテンションがあがるも、この石柱は比較的新しいもの。ゴミはそれなりに古いものの、せいぜい昭和40〜50年代のものっぽい。この昔の参詣道に石柱があったりするんじゃないかと思うものの…そのようなものはこれまで確認できていない。
進んでこの岩の先で斜面が流されていて、踏み跡は消滅した。構わず斜面を進んで浅い谷筋を越える。
手前で浅い谷筋を越えて、やや平坦な開けた場所に至る。右手へ登れば虹の駅。奥は?ここから左手(北)の細尾根を下ってみることにした。そこはまだ歩いたことがない。
北へ進むと写真の先で右(東)へ曲がる。いくつかテープマーキングが見られる。そこそこ歩いている人がいるようす。
進んでいくとちょっと大きめの岩塊があって、ここから折り返すように踏み跡が続いていた。上空にはヘリが飛んでいる。Tokiwaさんによると遭難者がいたようす。
摩耶東谷に向けて下っている。途中の枝にはピンクの液のようなものがあった。植生を調べているみたい。
摩耶東谷に下りて上流へ進んですぐ二俣。右奥が本流で、左俣が参詣道。古地図でも既に「旧道」とあって、相当古い道なんだと思う。ここで今日の下見とは関係ないけど、旧道の欠片を探してみることにした。
Tokiwaさんと本当に大杉探索されるタイミングだったんですね、
お天気が不安ですが巨大杉探索楽しみにしていますよ!こういう特集ほんと大好きです。
巨樹を敬い大切に扱う人々がおられる一方でいたわる気持ちのない人や組織も‥
信仰心乏しい罰当たりな私と違って博学なMuscleさんは山岳宗教などもよくご存知かと思いますが
思わず手を合わせてしまいたくなるような素敵な樹に巡り会えますよう応援しています!
長峰大好きさん こんにちは!
天気が…そうなんですよねぇ。進路が気になるところです。
やはり天気が良くないと写真がダメ。霧と巨木の組み合わせもオツではありますが。
巨木に関しては大方既知のものになるかと思いますが、
そのようすをじっくり見てみたいと思います。
こんばんは。
いつも拝見しております。気になっていていたマザーツリー下見の記事とあって、来週も楽しみにしております。
さて、記事の中にあった碍子(ガイシ)ですが、マークから大トー株式会社(現在は株式会社日本ネットワークサポート)の低圧用のものと思われます。1965年8月製造ですので、52年前のものと推測されます。碍子マニアの方にはよだれもののアイテムだそうです。
kurokuwaさん こんばんは!
これは碍子というのですか。
しかもマニアックな品だとか…。その筋の方には面白い品なんですね。
確認するに留まり、すっかりスルーしてしまいました。拾っとけば良かったかも。
色々御存知で、いつも学ぶことばかりです。
ありがとうございます。