選択は3つ。1.写真右のスリットダムを抜けて上流へとりあえず進む。2.写真左手、下流側へトラバースしケーブル線に一旦近づく。3.写真正面の踏み跡を登ってみる。
3を選択。と、トラロープが垂れていた。そこまで古くない。作業用ではないだろうし、歩いている人がいるのか…。
ケーブル線のトンネルの上あたりを歩いていると思う。足元はしっかり固くそれなりの通行量を思わせる。
尾根上にはこうしてワイヤーが張られているので作業する方も歩いているんだろうと思う。
幅広の緩斜面に乗った。道らしいものはなく適当に進む。足元は柔らかい。進んだ先で笹藪が現れた。
水平道の右下に石垣が組まれているのを発見。やはりこれが廃道の道だと確信。しかし大部分が笹に覆われているので歩くのに苦労する。
またまた人工物が。これはたまに見かける「兵庫縣の掲示」だ。濫りに林中に入りどうのこうのってやつ。
この2mほどの岩からもう少し水平道は続いていたんだけど、どんどん笹が濃くなってきて、踏み跡もよくわからなくなってきた。無理はしないことにして、斜面を登って天望尾根に乗ることにした。
少し進むと右下に微妙ながら踏み跡が見えた。そこが水平道から上がってくる道に違いないと思い、下ってみる。
掻き分けて進んでいくと、踏み跡は直角に曲がっていた。その直角に曲がった先、南を見るとなんとなく水平道があるように見える。ちょっと頑張ってここまで来れば良かったかな。少し後悔しながら下ってきた踏み跡を登り返す。
天望尾根に戻り、山上駅を目指して進む。足元にはこうした古い石階段がいくつか見られる。S24神戸首部の地図にはかつてケーブル線の中間駅である清水駅から今日歩いた尾根道に合流する破線道もある。それを考えれば、このようにコンクリ階段があるのも納得。ハイカー以外の観光目的の方も歩かれたんだろう。
途中木の幹に「展望台」と書かれていたので寄ってみた。伐採されていてスカッと見渡せる。四角形の砂地=グラウンドがある神戸大学など。そこはかつては鶴甲山327mがあった場所。こうしてみると山を削っていったのが良く分かる。このあとは山上駅を目指して笹が茂る道を進んでいく。
ロープウェー表六甲駅の下のかなりゴミゴミしたところを抜けていき、ケーブル山上駅へ。阪急六甲行きの阪急バスがすぐに来たので飛び乗る。今日の第2目的はこれ。現在表六甲ドライブウェイは規制がかかっていて、明日の午後3時以降全面交通開放になるとのこと。多分バスが迂回路として新六甲大橋を通る最後の日(まぁこれからも崩落などあれば迂回路なんだろうけど)。貴重かと思い一応乗ってみることにした。が、やっぱりウネウネ下る表六甲ドライブウェイの方が楽しいな。
さて、改めてS24神戸首部。これで見ると谷から尾根を進む部分はトンネルとトンネルの間から始まるし、もしかしたら1本尾根を外してしまったかも知れない。現在と地形が若干異なるものの谷の形状、尾根の伸びる方向などなど今日歩いた尾根が破線だと思うんだけど…う〜ん。しかし清水駅から合流するような道もなかったしなぁ。水平道の部分は大体わかったので、尾根について日をあらためてもう一回歩いてみようと思う。
【今日の反省点】1.こうした探索にはまだ時期が早い。2.ヘルメット、ハーネス、ロープは最低限持っていこう。3.廃道歩きをするには下調べがあまりにも不十分(関連項目の有無、地形図の違いなど)。
今日歩いた軌跡
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過去の記事からのコメントですいません。
先日知り合ったskiboyさん(灘区篠原)から、六甲ケーブルのしみず駅についての面白い情報を頂きました。
記事にまとめましたので、覗いてみて下さい。
※すでにご存知であれば、ご容赦ください。
https://rokkopelli.com/1198/%E5%85%AD%E7%94%B2%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB/
skurokuwa65さんこんばんは!
skiboyさんとのこらぼハイクも楽しく拝見しています。
ケーブルしみず駅、そりゃそうですよね。何を好んであそこで降りて山道を登るというのか…。
たまたま(地形的には必然的に?)古い登山道の脇にしみず駅ができたっていう感じなんでしょうかね。
素敵なgifをありがとうございます!
早速の返信ありがとうございます。
そして、山上駅↔しみず駅↔下駅、それぞれの駅の間にすれ違うための部分があったそうで、今もトンネルを抜けた辺りで、軌道の土地が妙に広くなる部分がその位置だそうです。ご参考までに(^^)
またまた気になる情報ありがとうございます!
これは近々歩いてみなければ…というところですが、kurokuwa65さんの記録を待ったほうが良いのかもと思ったりもします。
はじめまして西区に住んでいますあおきともうします。
ケーブルに乗って山を下っていると左(東側)に見える滝がとても気になっていました。
この記事を読ませてもらい『ここか!』と思いました。
ありがとうございました!
あおきさん はじめまして。
あの滝は少しだけ奥まっていて乗っていると気になりますね。
その他にも名前のある滝があるようで。
今後も何かしらこうしてお役に立てるような形で進められればと思います。