2018年3月31日 土曜日。今日は午前中から昼過ぎまで所用があった。時間は15時前。もう山に行くには遅すぎるものの…先週歩いた中で気になったものがあった。「放水路の先の隧道はどうなっているんだろう? 気にならない?なるよね!?じゃあ行ってみようよ!」ってわけ。予想では1時間半あれば歩ける行程。
15:30 中山手三丁目から神戸市バス7系統に乗り「石井橋」で下車。返す返すもMuscleが住んでいるところは東西に交通の便が良い。これがなければここまで六甲山系を歩くことはなかったかも。さすがに西宮・宝塚は遠いんだけど。石井川の右岸舗装路を登っていく。
さて、今日もこの地点から左手に下っていく。一部は明らかな私有地。庭仕事をされている方に「今日も通らせてもらって良いですか?」と聞くと快諾された。
ちりんちりんの滝下に来た。先の様子は確認済なので、ここから右手住宅の切れ目から崖状の部分を登って、竹藪へ突入。上流の方向へ進んでいく。
写真中央あたりがおそらく大滝の落口。両岸ともに崖になっているわけで…写真右手を回り込むように進んでいく。
どこもかしこも危ない。一部弱点とも言える部分を登って崖の上へ出ることにした。しかし出た部分の反対側も谷筋になっていてそこも崖になっていた。
序盤からなかなか危うい展開が続く。大滝からちょっと離れてしまったので斜面をトラバースして近づいていく。
一際大きな木に支点を取って落口に近づいてみる。そこには放水路隧道の吐口があった。しかし30mのロープではここまでが限界。扁額の類はないようだ。それにしてもこの隧道、調べてみても工法などの情報を拾うことができなかった。ネットでほとんど情報が得られないのはなぜだろう?
さて、隧道の先を追っていくことにする。何があるかわからないのでとりあえずハーネスは付けたままで進む。写真左下の暗い部分が吐口。滑らないように注意しながら対岸へ進む。一部は崩れていて大きな倒木があった。
倒木を過ぎて進むと荷車道とでも言えそうな道が見えた。かつて頻繁に往来があった道なのかどうか。進んだ先にはヌタ場があって、そこから北西へ転換する。
道なりに下ってみることにする。写真の先で九十九折になっている。
九十九折の道を無視して進んでいくと沈澱井。これは「天王谷川から導水した水を一旦貯水し、立ヶ畑ダムへ導水するもの」らしい。しかしどうみても貯水池には流れていないように見えるなぁ。
前項写真を撮っている位置から東側。立体交差になっていて、奥から手前は天王谷川からの隧道。左から右に流れているのは放水路。
2m弱の天王谷川の放水路を飛び越えて上流へ進んでいくことにする。
足元(右岸)を見ると放水路に水が流れ込んでいる。これは沈澱井からのスイッチバック的な流れなのかな?よくわからない。
放水路右岸に階段があった。いっそのこと下りてみようかと思ったものの、一段目がやけに離れていて危ない(2つほど取っ払ったようす)。もうロープを繰り出すつもりもないしここはやめておこう。さて、上流へ。
この記事へのコメントはありません。