2023年8月19日 土曜日。太った太ったと言い訳せずに谷歩きに行くことにした。
当ブログの主軸はやはり六甲山系のマイナーな谷歩き。今回はネットで記録を見ていない 二の谷川(二ノ谷)を歩いてみることにする。事前の下調べはGoogleストリートビューと白地図の類を見るくらいのもの。
13:40分JR三ノ宮発の普通電車に乗って須磨駅で下車、14時スタート。
駅を出て西に進んで「ENEOS セルフ須磨浦 SS」。ちょうど市バスが走っている下あたりが「一ノ谷川」である。右岸に川床に降りる階段があって、そこから砂浜に出ることができる。
(それにしてもガソリン高いね…)
浜に出て少し西に進むと「須磨ベルトコンベヤ跡地」の案内板がある。砂に埋れてしまいそうなんだけど、もう少しこう、違う表示はできないものか…まぁこんなだからこそMuscle的には好ましい。
須磨ベルトコンベヤ跡地からさらに西に進んでいく。これが二の谷川の河口。「一番下から一番上まで」といういつもの展開で、ここから行けるところまで行ってみる。
出だしは暗く不気味…やや右に折れた先からは暗渠の先が見え一安心。しかし写真の先で寝ている人がいてビビる…。途中からは天井が少し下がって屈んで歩く。JRや2号線をまとめて通過。
隧道を抜けると「ウルフカブ発祥の地」があるエリア(二の谷ロックガーデン)に出る。横でのんびり猫ちゃんが寝ていた。
川の先には道路をくぐる形でトンネルがある。水は流れていない。今日の谷歩きは失敗かも知れないと思い始める…。
トンネルを抜けた先で二俣。本流は左。まぁこんな感じじゃ本流もクソもない…。
本流側にある隧道を見てみる。真っ暗かと思いきや先に光が見えている。歩けないこともないか。しかし写真に映るより全然暗くて不気味だし、ここは一旦上の道路に出ることにした。
一ノ谷3丁目のこのあたりは私道のようである。道路の真ん中に大きめのグレーチングがある。なるほどこれが光の出処なんだね。
丸形暗渠のつなぎ部分、グレーチングの真下はこのような四角のエリアになっていた。砂が溜まっていて、それが果たしてどんな深さなのかわからない。見た目は浅そうだし、これなら歩けたかもしれない。しかし万が一、実は砂が深いってこともあるからね…歩かないのが正解だろう。というか、この距離の暗渠を歩くほどのメンタルは持っていない。
上流へ向けて進む。この集落はすっぽりと谷を埋めて作られているようだ。両岸壁になっていてなかなか危険なエリア。家屋の多くは比較的新しめで、地域が開発されたのはそんなに昔でもないように見える。
さて、どんつき。ここまではある程度ストリートビューで確認していたわけだけど…ここから先は未知の世界。ちなみにこのあたりが須磨断層が走っている地点みたい。
川床に降りれるかもと期待していたけど、これはちょっと無理。とりあえず左岸、住宅とフェンスの間を進む選択。
右岸も歩けなくはなさそうだけど。ご覧の通り写真の先は木々が繁っていてややめんどくさい展開。
小さいながらも谷止めなんかもあって、高さもあるしで川床には降りられない。川にはこうして橋渡しがしてあって右岸に移動しようかと思うも左岸で進むことにした。謎の蛇口はなんなんだ。
すぐ先ににちょっとした壁があった。「緑のアート村」「アートは地球を円満にする」などペンキで書かれている。今昔マップでみるとかつて何かしらの構造物があったようだ。この壁の上がその系譜かな?
この写真左手の川には降りられないし、壁も登れないので右から巻く。
そのまま進むと「第二二の谷堰堤」がある。ここは右から巻く。
「第二二の谷堰堤」を越えるとすぐに「二の谷砂防ダム」が現れる。昭和15年に作られて、平成10年に補強されたようだ。
通常「補強」って上部の嵩上げだったり、スリット化だったりと思っていたんだけど、これは堤体自体をまるっと補強したのかも。
フーチング(ダムに張り付く階段状のブロック)は腰くらいの高さがあって、足を上げる度にお腹が引っかかる…痩せなきゃ。
ダムの右岸天端から東を見上げるとえげつない角度になっている。地図でもかなり等高線が詰まっているエリア。なかなかの凄み。
ダムを下って遡行を続ける。
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水分だけは 十分に
そして30分おきに
十分に 飲んでくださいね。
十分に!ですね。300mに満たない裏山だったので…いつもの感覚だったのですが、油断はいけません。
ただでさえ汗かきやすい体質なので気をつけます。
久しぶりなので、忘れ物も多すぎました。
ありがとうございます!