2017年3月10日 金曜日。先週の山行で気になった阪神高速下のトンネルが「関係者以外立入禁止」になっている理由について、神戸市 住宅都市局 建築指導部 建築安全課(問い合わせ先がこちらで良かったのかどうか…)に問い合わせてみた。
その場所はどうみても公道。しかし「神戸市」の明示もなく「関係者以外立入禁止」。どういうわけなのか?
公道か私道かについては、神戸市役所2号館3階の道路部管理課北室前で無料にて閲覧可能。A4出力もできる。ネット上でも「指定道路情報配信サービス」を利用すれば確認可能。こちらのページで見る限りやはり公道のよう。
現場のGoogleストリートビューがこれ。当たり前だけど、ストリートビューでも進めない…。ここを通過できれば花山の裏山歩きも捗るんだけど。
どうやら問い合わせた課が違ったようで、北建設事務所へ別途問い合わせる。
道路は神戸市の管理道路となっている。花山中尾台は土地開発をしたのが阪神電鉄で、国土建設株式会社が住宅販売を行った。開発のときに、裏道(高速南側=トンネルの向こう側)に不法投棄があったりした。防犯上の理由から自治会から阪神電鉄に「通行止めにしてくれ」と要請があった。阪神電鉄がフェンスを閉じた状態で神戸市に管理を引き継いだ。フェンス自体の取り扱い方法については特に引き継ぎが行われなかったようで、フェンスの鍵を国土建設が管理しているという中途半端な状態が続いている。
その状況を市側は問題視していて、鍵の管理なども含め管理を引き継ぐよう国土建設と話をしている状況。
むかし(平成12年前後)の経緯なので詳細が確認できていないが、今一度自治会などともその経緯を確認して、神戸市に移管し、道路管理できないかと考えている。農園(私有地)やら水道施設もあることから鍵の取扱には時間がかかるかも知れない。…とのこと。
フェンスができた経緯は(時期は不明ながら)ある程度判明した。このトンネルの通過の可否を聞いたところ、神戸市からのお咎めはないようだ。道路法上は通行しても問題ないとのことだが、市としては「もともとの経緯で地元の方が通ってほしくないという意向は前提としてある。しかしあくまでも不法投棄(車で来て投棄するような)に対する立入禁止なので山登りであれば、問題ないとは思いますが…。」とのこと。
しかしそう言っても「関係者以外立入禁止」と明示されているので、大手を振って歩くわけにもいかないし、好き好んで歩く必要もない。緊急回避的に“どうしても”歩く必要があるときなら歩くかも知れないけど、その可能性は限りなく低い。前回は写真にあるように、回り道してトンネルの南に抜けて来たけど、それはまぁ無駄だったなとは思う。
管理については市側の管理に移ってフェンスは開放、「不法投棄監視中」の掲示くらいで話がまとまると予想。道の先には私有地があるわけで市が常時施錠するとも考えにくい。想像だけど合鍵もあるんだろうなぁ…田畑に行くたびに国土建設の担当なりが開けにくるとは思えない。そのあたりが市側が時間がかかると予想する要因なのかな。何年先かわからないけどはっきり話がまとまるまで、この道は通らないでおこうと「思う」。いや、やっぱり通るかも。
2023年現在でも関係者以外立ち入り禁止が続いています。
しかも、特定の個人が鍵の管理をしている旨の表示があり、個人が市道の通行を制限するという異常な状態が続いています。
道路法では、道路を占用をする場合は道路管理者の許可を受けなければならないとあります(道路法 第32条)。
また、通行の禁止又は制限ができる条件は法で指定されています(道路法 第46条)。
MuscleTurtleの神戸市に対する問い合わせは無視され、違法状態が黙認されています。
こまつさん おはようございます。
解決どころか悪化しているのですね。
情報ありがとうございます!