摩耶

(更新日: 2023.09.20) , , 2

法徳寺北尾根(仮称)から崩落現場の上へ。老婆谷を下って摩耶山史跡公園まで。

2017年9月23日 秋分の日の土曜日。9:20起床。今日は長らく立入禁止になっていた苧川谷山腹工事現場あたりを目指して歩いてみることにした。当初の予定より工期完了が繰り上がって、9月の半ばには柵などが撤去されている。


12:00前に自宅を出発。新神戸駅のホーム上に架かる新砂子橋を渡って苧川谷を登っていく。この先には、馬止や教ノ尾、鉄砲塚、古輪谷といった古そうな地名があるエリア。奥の方には茶色反射板が見える。


廃屋群や苧川谷第二橋、内務省時代の古い「西谷堰堤」を過ぎて法徳寺の入り口までやってきた。手前にあるバンガロー的な民家の敷地には立派な巨木が立っていた。ん?写真奥の斜面の暗い場所に何か見える。なんだろう?


法徳寺に入って、左奥に進んでいく。そこは谷筋になっていて、天狗谷とも呼ばれている。かつては市ヶ原の方へ抜ける道だったようす。お不動さんの脇を抜けて、小滝の地点から右手、斜面をトラバースして、一旦下流方向へ進んでいく。


危うげな斜面を少しばかり進むと明瞭な踏み跡が現れた。後方を見ると寺の裏側から登ってくる九十九折の道が続いていた。九十九折の道は上にも続いている。


進むと縁起、年代は不明ながらお社があった。これが寺の入り口から見えたものかぁ。明瞭な道はここで途切れている。左から回り込んで尾根に乗ることにした。


テープが見られる。通行があるのか?この尾根には個人名が刻まれた境界を示す杭が一定間隔で埋められている。


少し進むと開けた地点になっていて、崩落現場が真正面に見える。昔の写真で見ても、ここは他より脆い地質のよう。こうして回復していっているけど、いずれまた崩れるんだろうなぁ。それにしても見事な復旧工事だと思う。


開けた地点の直ぐ側の幹に「昭和三一年九月十日佐べス」(多分)と刻まれていた。これは一体なんだろう?この先で幹に青色テープがある地点から左上に上がる。


尾根に乗り換えすとそこには謎の構造物があった。架線工事かダム工事か。運搬の中継地点だったのかな?


片側が切れ込んだ崩れそうな細尾根を進んでいくと再び崩落現場が右手に見える。苧川谷山腹工事のfacebookページの写真の一部はさっきの地点とここから撮ったものが使われていたんだなぁ。


進むと工事の時に設置されたであろう階段道がある。ここからはこれに沿って進んでみることにした。


一部で道が流されている。写真で明るく映る先にも階段は続いているんだけど、そこから先に進むと谷方向へ下り、天狗道のコルに行ってしまう。


前の写真の明るい地点から右手、東へ進路をとる。ここからが本番といった感じ。崩落現場上の尾根を登る。

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コメント

  1. 山歩きさん こんばんは!

    全然違う時間とは思いますが、同じような感じですね。
    例の駐車場、県警のカラーコーンはありますが、たしかに停まってませんね。
    最近は何かと騒がしいのに…。

    蜘蛛の巣は仰るように酷く、メットのバイザーを終始下げた状態で進みました。
    今日は危ない道でしたが、あのあたりは多分今日が最後です。行ってもあと2回くらい。
    注意します。

    上野道のイノシシは足を引きずり気味でしたので、仰られる個体かと思います。
    妙に懐っこいというか…。見ているとそのうち一匹は寝てしまいました。

    • 山歩き
    • 2017年 9月 23日

    またまた失礼します。

    今日は旧摩耶道学校林道天狗道で登り、上野道下りでした。
    なんか被ってるところがありますね。

    新神戸の橋の近くのパトカーはなぜかいなくなりましたね。
    学校林道はクモの巣だらけだったので、このレポの道はもっと凄かったのでしないでしょうか。
    それにしても、かなり危険な道を歩かれているようで、無理のないようにお願いします。
    あと、三角点から史跡公園に行く道の途中にある水平道も少し歩いてみました。

    写真の2匹の子連れの猪は足の曲がったやつですかね。
    左前脚が「く」の字に曲がってる猪が上野道下部にいます。
    以前からその辺りを生活圏としている猪なんですが、僕はその猪に会うのを期待して上野道歩いてます。
    前回は5匹子供産んで、4匹大きくなり、今回はまた5匹生んで、2匹残っています。
    出会い頭は吠えられても、じっと見てると寄ってきますね。

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