裏六甲

(更新日: 2023.09.20) 0

白石谷溯行。白竜滝の巻道から右俣を詰めてみる。有馬四十八滝の消えた滝を探しに。

2017年8月14日 月曜日。7:10起床(いい加減起きる時間を調整しないと出社日がしんどくなる)。5連休の4日目。4日連続で山に行くことにした。「他にやることないの?」とか言われそうだけど「ないんだな、それが」。
さて、今日のお題は有馬四十八滝で姿を消したと思われる滝訪問。

参考地図は「六甲_摩耶_再度山路圖」(一部抜粋)。赤丸で記した4つの場所を主に行ってみるとこにする。「四十八滝道」は現在の白石谷。大小含めて多いということで四十八。しかし実感として、それほど多いとも思えない。堰堤ができる前は違ったのはわかるけど、現在は名前負けしている気も…。赤丸の内、左上の「小滑滝」は位置的に白石堰堤に水没していると思う。


12:34 有馬温泉駅で下車。温泉街を抜けて、タンサン坂を登っていく。少々気恥ずかしい。かんぽの宿の脇を抜けて魚屋道へ。


登って下って…本当に面倒くさい迂回路だ。いつになったら復旧するのか。そもそも復旧させる気があるのかさえ疑問。ところでこの炭屋道を下っているとヘルメットからチャカチャカと音がする。見てみるとバイザーの留め具が片方なくなっていてブラブラしている。どこでなくしたのか?この道標まで登り返すも見当たらない。う〜ん…Muscle的にヘルメットを被る意味は主に藪に頭から突っ込む用+顎の辺りまで覆うバイザーは顔面の保護用、(そしてズッコケた時用…対落石は気休め程度)。それがガタガタするのは痛い。手持ちのテープでとりあえず応急処置。


裏紅葉谷道を進んでいく。下りてきた方に「気をつけて行ってらっしゃい!」と言われる。「はい!」。有馬はほぼ冬にしか来ない、こんなに茂っているんだなぁ。
ちなみに、有馬鳴動で出てくる茄子谷という地名はこのあたり一帯を指すみたい。


ぼーっとしてて、白石第二堰堤を過ぎて進んでしまっていた。堰堤から戻って登り方向なら左手、六甲砂防事務所の「あぶない」看板が見える地点。ここからまずは滑滝周辺を見に行く。


大谷川を渡渉して、白石堰堤の水溜り(ダム湖)のへりを進む。


河原に下り立つ。ここは二俣になっている。左俣の幹に虎柄テープ、その奥には滑滝(大滑滝)がある。音もするので寄っておこう。


これが滑滝。なかなかデカい。2016年3月に訪れたんだけど、その時はひどく汚れていた。ある程度流されたよう。しかしそれでも下段は随分と汚れている。


さて、右俣へ。「六甲_摩耶_再度山路圖」で見ると滝の記号がある。見た感じ滝があるようには見えない。もう少し進んでみる。


岩屑の下に見える岩が上部にも続いているようす。おそらくナメ滝があったんじゃないだろうか?その先にも行ってみたけど、それらしいものはなかった。さて戻る。


白石第二堰堤を越えた先の堆砂地。数名の外国の方が遊んでいた。紅葉谷道は中央。右奥は蟇谷砂防ダム、その先に蟇滝など。ここから左奥へ沢沿いに進む。


すぐに白石第三堰堤のダブルダム。これは右岸に巻道がある。


足場なのか、斜面にあるお手製と思われる階段が崩れていた。いたちごっこのようだ。


進むと二俣。右奥は百間滝、似位滝方面。左奥白石谷へ進んでいく。

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