フェンスを右へ進むと切れ目があったので、この隙間を抜けて尾根の続きに取り付く。
ヘアピン部分なので、両側が切り立っているのかと思いきや案外普通。しかも踏み跡はそこそこにある。笹を縫うように杉の枯葉が積もっていて、茶色の道筋になっている。廃道化しきっていないのは、杣道として使われているからだろうと思う。
神戸の市章の杭と「76」と書かれた杭が現れた。ここまではプラ杭はあったけど、石柱の類はなかったのでなんだか嬉しい。
続いてすぐに75! 0992の鉄板はさておき…ということは1番まで杭があるのかな?ドキドキ…
74(0991)の石柱を見たりして、急斜面を喘ぎながら登ってきて、ドライブウェイの下でやや高い石垣に阻まれる。回りこむのは面倒なので、ボルダリングの要領で正面から越えていく。
石垣を越えて振り返るとぽっかり開けていて、摩耶山掬星台が見える。なんだかとても遠くに感じるなぁ。
さて、ここは表六甲線カーブNo.6地点。進みたい尾根筋の先は壁とフェンスに遮られている。壁の一部に枝が垂れていたので、これを頼って壁を登り、さらにフェンスを越えていく。
尾根の続きを追っていくと68に続いて67石柱。頭が真っ青だ。通常は真っ赤だと思うけれど、これはなぜだろう?
進むと右手に大きな杉がいくつか並んでいた。意図的に植えられたであろうことが伺われる。そしてまさにここが、石屋川あたりから見た長峰山と天望尾根に挟まれた奥の方、一際高く見えるところ(の、はず)。しかしここは今日の目的の弓弦羽岳ではない。
杉を過ぎると平坦なエリア。事前の下調べでは2件の建屋なり家なりがあると思ったんだけど…。
出てきた辺りを振り返って1枚。敷地の一角には磐座と言えそうな岩がポツン。何も調べてないけど、数年前までここに住吉学園の借地権のもと家があって、原状回復したのではないだろうか。東側のお宅は現役のよう。
話は逸れるけど、六甲山内近辺で借地権ながら7000万円(借地代で月6.5万円ほど)に迫る物件も出ていたりする。誰が買うというのだろう…。
建物がなくなったであろう平坦エリアから先はもう誰も通らなくなって月日が過ぎたのか、荒れた道路が続いている。
現役の道路と交わる地点、荒れた道路の入り口には特徴的な石がある。これは六甲山上の私有地の入り口にいくつか見られるものの類。
しっかりした現役の道路と交わり進んでいくと、道の脇に個人名が刻まれた石柱がいくつか見られる。
主要地方道明石神戸宝塚線に出る手前は工事中だった。ホテル神戸六甲迎賓館というらしい。伐採したのだろうけど、南東へなかなか良い眺望が得られている。1泊2食付きで1人約3万円を予定しているんだとか。1回くらは利用してみたいもんだ。
さて、今日の仕上げにかかる。
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