ナレッジ

, 0

城山展望公園の現在 ハンター谷を登り北野谷西尾根を下る。

2018年8月5日 日曜日。11:30起床。昨日の山行で膝が痛む。これはもう3泊4日の縦走なんて多分できないな…。相変わらずの遅いスタートなので短めで。今日は気になっていたものの消化というわけで裏山へ向かうことにした。


13:40 自宅を出発しハンター坂を登る。E・H・ハンターがどういう人物だったかはさておき、その名前は今でもこうして残っている。北向き、奥に見えるのがハンター谷。ちなみに私、この谷で土石流が起こった場合の土砂災害警戒区域内に住んでいるので注意したい。


ハンター谷(天神谷)に入る手前の笹の茂みの中にあるのが森林整備事務所の「周辺ルートマップ」。この案内板には3箇所白く塗りつぶされた部分がある。


寄って白塗りの下をよく見れば「城山展望公園」が2箇所、天神谷の上に「港みはらし台」の名称が確認できる。どうして塗りつぶされたのか、その他気になることを森林整備事務所にメールで問い合わせしていた。

神戸市建設局 公園部 森林整備事務所へメールの内容

天神谷の登山口近くにある周辺案内板について、白塗りで消されるに至った経緯などを知りたい。また城山道の東屋近くにある石道標に関して、一部鉄板で塞がれているのはなぜなのかということを参考画像つきで送る。しばらくすると担当の方から電話があった。

職員さん
平成3年に城山展望公園は布引公園に統合されたので、そのタイミングで「城山展望公園」の名称はなくなった。昭和から平成に変わる時期に台帳からも抹消されています。
Muscle
布引公園の範囲はどこからどこまでなんですかね? 
職員さん
ハーブ園あたりを中間として、北は世継山の北斜面から南は先程の城山展望公園の範囲を含めて新神戸の方までの生田川両岸ですね。
Muscle
東屋の石道標の件はどうなんですかね?何が書いてあるんでしょうか? 
職員さん
多分北野方面の案内だと思います。設置した当初は南へ下る道を整備する予定だったと思うのですが、最終地点の傾斜がきついため、未整備のままにしたのかも知れません。

城山道(城山21TURN)途中にある東屋の脇にある石の道標について、南向きの案内は鉄板で塞がれている。道標自体は昭和から平成に移る時期に設置されたらしい。というわけで大方のようすを知ることができた。聞きそびれてしまったが、港みはらし台もそのタイミングで白塗りで消されたんだろう。


現在googleマップで確認できる布引公園の範囲は緑で示されている区域。西端は北野谷川になっている。さて現在のようすは?というわけでまずはハンター谷を登ることにする。


イノシシ柵を開閉して道を進むとすぐに分岐がある。ちょっと前までここには公設の道標があり、ハンター谷の名称もあった。しかし現在は道標自体がなくなり、かつハンター谷は廃道扱いだ。「HUNTER’S GAP」という名称が英語の地図にあった谷筋。左下へ下って谷道に入る。


谷中を進むのも一興だけど、基本は左岸にある広い踏み跡を進む展開。一部に倒木があったりするけれど特に問題はない。


この谷は急峻で堰堤がとても多い。これは天神谷川第一堰堤。明らかにハイカーを意識した階段が備え付けてある。もう通る人も少ない。妻と来たのは2年前か。


ハンター谷の大滝落口に立つ。今夏の大雨の時には立派な滝姿になっていたに違いない。見に来れば良かったか…。


ブルーシートエリアは虫が沢山で辟易。主はいないようだ。この暑さでどこかへ行ってしまったみたい(あるいは…)。さて、谷筋を詰めると最終地点で左手の斜面を進む展開。その先はこのような明瞭な道が現れる。


道を進むと錨山方面からの道と城山道の出合いに出る。ここから写真奥へ進めば二本松林道方面。写真手前、東へ進む。


写真奥から進んできて、振り返って写真。左手の広場のようなところに「民論社」の石碑がある。そして右手に丸太のベンチが1つ。


ベンチに座って、南を向く。おそらくここが「港ひはらし台」と称された場所に違いない。しかし現在は樹々が茂り眺望はない。


ベンチから東へ進むと道標。左へ進めば新神戸駅方面、右の道を行けば北野町。一旦北野町方面の道を進む。


階段道に入る手前、四角いベンチの奥に先ほどと同じような丸太のベンチがある。3年前くらいにはまだ眺望があったものの、ほぼ無くなっている。さて、分岐地点に戻ろう。

1

2

石楠花山南東 六百谷(仮称)を登り六百山を下る。前のページ

XperiaXZ1 Compactに機種変更 試し撮り+αで杣谷に行く。次のページ

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

AND 絞り込み検索

  • カテゴリー

  • タグ

  • キーワード

神戸市境界石

  1. 神戸市境界石No.66 鵯越駅からイヤガ谷周辺。
  2. 神戸市境界石No.93 学校林道 神戸港線一九鉄塔の南にて。…
  3. 神戸市境界石No.50・56 平和台自動車学院西の尾根から高…
  4. 神戸市境界石No.85 黒岩尾根から派生する尾根にて。どうや…
  5. 神戸市境界石No.72・75・77 平野谷西尾根から極楽谷経…

ナレッジ記事

  1. 神戸市灘区の西郷川から青谷川そして老婆谷。その起点と終点につ…
  2. 布引貯水池管理橋の先にある謎のレンガ造りの建物について。
  3. 記録に残したかった「十王山光明寺 閻魔堂」。
  4. 忘れ去られた谷と岩場。六甲学院 山岳部誌「たきび」を紐解いて…
  5. 【神戸100年 写真集】明治以降の山本通周辺の風景。

ピックアップ記事

  1. 八王子川支流滝谷(小屋ヶ谷)を登って古寺山 昔の表参道を下り…
  2. 地蔵谷の大滝左岸支谷から天狗道を経て黒岩尾根の支尾根を登り返…
  3. 摩耶東谷深谷第4堰堤手前から支尾根へ。旧道跡かも知れない水平…
  4. 社家郷山キレットルートから外れ峰南尾根。小天狗山を経て宝殿橋…
  5. 寒天山道東の崩落斜面を見に行く。
  1. 住吉・芦屋

    天狗岩駅尾根を下り地獄谷経由で赤滝谷遡行、天狗岩南東尾根を下る。
  2. 裏六甲

    仏谷を登って仏谷南尾根を下るという寄り道を経て、シラケ谷を登る。
  3. 菊水・鍋蓋・再度

    天王谷川遡行、天王ダムを越えて鍋蓋地獄谷へ。ダム下流右岸に道はあるのか?
  4. 摩耶

    摩耶山水道管巡り。水道管尾根を下り三枚岩の端を登る。新穂高北の谷を下り水道管谷を…
  5. 須磨・長田・兵庫

    石井川上流 開ヶ谷を登る。ガーデンレストラン風舎から清水谷を下って謎の廃虚に出会…
PAGE TOP