摩耶

(更新日: 2023.09.20) , , , , 2

摩耶東谷弥生滝から溯行。行者滝手前の支流右俣を経て参詣道。

2018年1月4日 木曜日。今日で冬期休暇が終わる。当初は山に行く予定ではなかったんだけど、時間ができたので行くことにした。というわけでまたまた摩耶東谷。今日の山行で一旦落ち着こうと思う。(いい加減見る方も飽きてしまうだろう)
永峰堰堤(長峰堰堤)に着いたのは14:11。先行する方はマヤカンへ行ってしまった。なかなか時間的にもマニアックなチョイスだなぁ。一方私は杣谷道を進む。


最初の渡渉地点。今日はまずここから。渡渉した先で右に曲がらず、左奥へ進む。


すぐに開けた地点になっていて、お昼時にはよく人を見かける。このまま直進。右手にいくつか石垣が見られた。おそらく小屋かお堂でもあったのかな。


右の斜面の枝に「神戸大学 土壌水分計測実施中」と書かれた看板があった。今も計測してんのかな?さてこの先は深谷砂防ダムのダブルダム。まとめて右から越える。


メインのダムからすぐに上流へ下る。そこは広い堆砂地になっていて、何やら人が住んでいる形跡がある。この河原の左手に杭と看板があったんだけど、はて?なんて書いていたかなぁ。看板は何やら再利用されていた。


倒木地点にはお手製のブランコが作ってあった。誰か住んでいるんだろうけど、今日はその気配はない。


トタンの住まいを過ぎると右手に石垣が2つほど。この奥はゴルジュ状になっている。


ゴルジュの奥で谷が曲がってそこには滝がある。見えている分以外にも左奥に上段の滝があって濡れるのも躊躇われるので右から大きく巻く。


滝を巻くと一般道に出てしまうんだけどすぐに谷に戻る。その斜面にはこのように鎖が張られていた。ありがたく使うことにする。


巻いた滝の落口に寄る。岩にはペンキでナンバーが振られている。何をするためのものだろう…?


谷を遡行するとすぐに弥生滝。おそらく7mほどの直瀑。下流側はとても人工的だ。写真中央には蛇口があって、滝からの水を水道として活用していたように見える。


これが弥生滝。直登は無理なんじゃないかな。Tokiwaさんに教えていただいていた情報で「ワンデルングガイドⅡ六甲山」の摩耶東谷の頁に次のような記述がある。

美しい流れに沿って行くと幅広く落ちる8mほどの滝に出会う。よく見ると滝の正面をくり抜き、金色の仏像が祭ってある。


注意しながら滝中段にあるくぼみに近づく。泥を払うとそこには金色の仏像の御御足が!残っているもんなんだなぁ。脛から上は持ち去られたのだろうか…。


滝左にある蛇口の地点からトラロープが垂れる溝を登る。ちなみに以前蛇口をひねってみたものの何も出なかった。


弥生滝の上もまた人工的になっている。流れを誘導しているようだ。そして左側には何やらパイプが立っている。


パイプのところまでやってきた。う〜ん、これはなんだろう?


パイプ全体の形。


中央連結部分のアップ。


斜めに伸びるパイプ部分。摩耶東谷参詣道の上流に見られる穴開きの岩と似ている…。


さて、考えてもここでは答えは出ない。上流へ進むことにする。それにしてもかつての道の痕跡を探しながら歩くとこのような岩も何かしら人工的に見えてくるものだ。

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コメント

    • 山歩き
    • 2018年 1月 05日

    こんばんは。

    まだマヤカンに行く人がいるようですね。
    僕は興味がありますが、行ったことありません。
    今はガイドウォークで行くために整備されてますよね。
    防犯カメラとセコムありで、リスク大きすぎます。

    ところで、数年前まで「鉄塔ブログ」というのがありました。
    今はなくなりましたが、ご存知ですか?
    年配の男性が藪道危険道の散歩記でした。
    結構面白かったです。
    東谷レポも多数ありました。

    今は、マッスルさんのブログと、ハムさんブログと六甲アラカルートが、マニアック御三家でしょうか。
    いつも興味深く見てます。

    • 山歩きさん こんばんは!

      鉄塔巡りさんはお年を召していたようですし、最後の方で一度コメントしたものの…あの頃は苧川谷の記録はあそこくらいのもので楽しく見てました。帽子だかをなくされて探しに行かれていたのが可愛らしく思いました。
      マヤカンは人を弾く感じで敬遠ぎみです。ついでに言いますと摩耶ケーブル線路脇も危険ですね。職員さんが空のケーブルに乗ってきて注意されますから。

      そう言えばアラカルートさん久々に更新されてましたね。アラカルートさんもご高齢のようですから勝手ながら何かと心配しております。
      私などはそうした先輩の後追いです。肩を並べるというか、同列あるいは後継なんてとんでもないことです。
      僭越ながら諸先輩の記録のつなぎ役にでもなれれば良いかなぁと思っています。

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