
その石柱があるところから尾根に取り付くことにする。出だしはゆるやかな傾斜だ。

進むに連れて斜度が上がる。慣れていない妻は苦労しているようす。私の気まま「ここを行こう!」という提言に無言で従っているものの内心穏やかじゃないと思う。きつい斜面をやりすごすと小ピーク。

小ピークからは緩やかな若干の下り。背の低い妻は灌木の海に沈んでいっている。笹の海でもすぐ埋もれるし、本人はストレスだろうなぁと思う。しばらく登ると浅い谷筋の峠に行き着く。そこからさらに斜面を登って行く。

数メートルの斜面をやりすごすと傾斜が緩くなり、平野谷東尾根(Fire Protection Line)に合流する。←南へ進む。

幅広の快適な尾根道を下っていく。この道、この時期が一番良いんじゃないかと思います。防火道らしい開けた幅広の道。何も考えなくて良く気が楽だ。しかしそう思えるのも一時のこと。

四面塗りつぶしの道標「119通報プレートち57-4」から、稲荷茶屋に下るべく、左奥に進む。平野谷東尾根は右下に続いていく。





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