摩耶

(更新日: 2019.05.14) 0

Jizo Valley 天狗峡旧道を経て地蔵谷を登る。道中に謎の遺構。


大滝を過ぎて進むと、休憩にはうってつけの岩がある。渡渉地点を過ぎると「つうほうプレートち47-7」がある地点に至り、そこから右手に石垣が見える。


そこにあるのが謎の遺構。前も寄ってみたんだけど、今一度探索に行く。


なんだか妙に立派なアプローチ。岩のようすを見る限り、そこまで古くはなさそうに見える。


折り返すように階段道で、上は平坦になっている。お堂でもあったのか、地蔵でもあったのか、いつ建物はなくなったのか?


一角にはコンクリート製と思われる何らかの基礎が。う〜ん、しかし基礎にしてはその穴の数、配置が異様…。気になるなぁ、この謎。お墓の基礎のようにも思える。しかしお墓となると話しがおかしいので、供養塔とかかな。
改めて考えてみると…地蔵谷の特徴的な石階段との類似性、アプローチの部分も道幅があり、地蔵谷道に見られるものと似ている、綺麗に片付いているという現場、1970年代の空中写真の様子…
以上から「堰堤工事の飯場」だったのだろうと思う。石垣も宗教関連と考えるにはちょっと粗いかも。


宗教関連だとして奥の院でもありやしないかと、一応奥の方へ登ってみるものの、岩や灌木の細尾根。このまま天狗道まで行ってみても良かったかも。さて、このあとは今現在の地蔵谷をしばらく登っていく。


地蔵谷第三砂防ダムを巻いて、下っていくと「あぶない 看板」がある地点で右手に谷筋が現れる。この支流を経て天狗道に至るのが、かつての地蔵谷道の一つ。


進むとなかなかいい感じの小滝がある渡渉地点。対岸に移り登っていく。


地蔵谷第四砂防ダムを越えた先にある渡渉地点。写真左上に道があるんだけど、ここは谷中を進むのが快適だと思う。ちなみにこれは三俣の右俣。
かつて(本来?)の地蔵谷は一帯どの道を指すのかはまたの宿題。多分答えのない宿題だけど、Muscle的には地蔵谷第四堰堤を越えた地点の三俣の中俣を詰めて、黒岩尾根南の緩斜面を大岩方向に抜けていく道だろうと思う。なんならさらに詰めて、前歩いた659mピーク南の鞍部まで登ってもいいけどそれは蛇足。


アドベンチャールートへの分岐などを過ぎ、右へ曲がってゴロゴロ坂へ向かう地点。三又の杉があった。これは見逃していたなぁ。いつか地蔵谷マザーツリーになるのかも。この写真左手、すぐに治山ダムがあるんだけど、その先の谷筋は歩いていなかったので行ってみる。


大岩がゴロリ。右岸は表裏ともえぐれていて、いつかこのダムも壊れてしまいそう。さしたる発見もなく送信所手前で天狗道に合流する。


掬星台にある森林整備事務所の平成25年12月の「摩耶自然観察園“まやもりん”散策マップ」によると「海の丘」と名のつくベンチから西方。ここからの景色は落ち着くなぁ。しかしスマホの限界を感じる。


「夕陽の道」を進んで「風の丘 展望デッキ」で腰を下ろしてしばし休憩。このあと自然観察園をグルグル回る。トリムコースの名前はなくなってしまったよう。

1 2

3

4

地蔵谷についての下調べ。前のページ

雨の日は裏山。城山道から二本松道。ちょっとだけ石碑巡り。別格官幣社湊川神社神苑 記次のページ

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

AND 絞り込み検索

  • カテゴリー

  • タグ

  • キーワード

神戸市境界石

  1. 神戸市境界石No.69 菊水山駅東尾根(仮称)から菊水GCを…
  2. 神戸市境界石No.73・74 七三峠から極楽谷周辺。三森谷か…
  3. 神戸市境界石No.80 石柱の番号を確認しに高雄山へ。再度山…
  4. 長田区一里山町の山中にある境界杭について問い合わせる。
  5. 獅子ヶ池から神戸市区境界を追う。苅藻川を経由してひよどりごえ…

ナレッジ記事

  1. 山行記録のまとめ方改その2。地理院地図でルートのまとめを作成…
  2. 山行記録のまとめ方。Google ストリートビューで360°…
  3. 市バス25系統停留所の名称について問い合わせる。だいりゅうじ…
  4. 神戸市文書館企画展「近代神戸の開かれた六甲山」に行ってみる。…
  5. 摩耶山周辺の杉の固有名称、天上寺の千年杉などについて。

谷筋ピックアップ記事

  1. 八王子川支流滝谷(小屋ヶ谷)を登って古寺山 昔の表参道を下り…
  2. 青谷川支流の婆谷左俣を登る。途中の大滝に寄り道。
  3. 西滝ヶ谷右俣から西お多福山。周遊歩道を西へ下って水晶谷から極…
  4. 天狗峡からトゥエンティクロス。二十渉堰堤上流支沢から黒岩尾根…
  5. 六甲川遡行。大土神社脇から入渓、都賀谷上流右俣から丁字ヶ辻ま…
PAGE TOP