地形図で谷筋になっていたし、どんなものかと思ったら押し出される岩屑。ダムはないわけだし、なんでこんなにも岩があるのか…まぁ要するに脆い岩質が続く場所なんだろうと思う。

岩屑を登って行くと小さく二筋にわかれた。真ん中が大きな岩になっているのでそこを登ろう。

階段状で登るのは問題なかろうか…と思ったものの…

手を掛けた先からバコッと岩が剥がれる。いくつか試すもどこまでも剥がれていきそうだ。

右から巻いて岩の上に来た。ちょこんと残っている岩も次の大きな揺れで無くなりそうだ。当初これが先週見た尖塔かと思ったけど…どうやら違うみたい。

進むと少し穏やかな場所になるんだけども、あえて険しそうなところを探して登っていくことにする。

5mほどの岩。う〜ん、どうにも登りようがない。右手から上へ進む。

大きな岩の右手にあるこの岩も見た目通りに脆い。

先の写真にある岩の上から一枚。あいにくのお天気。右の稜線は黒岩谷西尾根。

上部にも岩が続いていた。左から回り込むも棘が多め。おかげでタイツがボロボロになる…。

岩の上部に来た。試しに一箇所岩を剥がすとアリが一斉に這い出してきた。

この岩の直登は難しく左から巻き気味に登っていく。

登っていくとおにぎり型の壁が現れた。これがおそらく前回見た尖塔と思った部分。

真横から見るとほぼ垂直の壁といった感じ。やはり脆そうだ。下から見ると7mくらはあるかなぁ。もっとあるかも。

左から回り込んで一応最上部に寄っておく。天気さえよければ爽快だったろうに…。残念！

岩塔から山頂方面へ進むとすぐにテープが見られた。意外に歩かれているのかな？テープ方面は無視して稜線を忠実に登っていくことにした。