住吉・芦屋

(更新日: 2023.09.20) , , 6

蛇谷北山南西の岩稜尾根を登り、南東尾根を下る。芦屋市最高峰周回。

2019年7月6日 土曜日。10:18起床。この2週間、週末といえば雨や曇り。風邪をひいていたこともあって、せいぜい夕方から錨山などの裏山を登るだけだった。今日も天気はよくないようだけど、午後に晴れ間が出そうなので短いハイクに行くことにした。


阪急芦屋川駅で下車したのは12:20頃。とりあえず「東おたふく山登山口」バス停まで阪急バスで移動する。おたふく山登山口バス停への土曜日のダイヤは毎時8分と38分で12:38まで少々待つ展開。賢そうな子たちを迎えにドイツ車が頻繁にやってくる。


12:53 芦屋川沿いをバスに揺られて「東おたふく山登山口」バス停。ここまで330円。蛇谷林道を抜けてドビワリ峠(この案内にはトビワリって書いているけど)方面へ。今日登るのは蛇谷北山の南西にある尾根。前回の山行時、黒岩谷西尾根から見た岩稜帯に行ってみたい。


ユートピア芦屋の住宅地との分岐。いったいどんな人が住んでいるんだろうか。大きい敷地で借地権月10万超えとかおそろしいな。


舗装路を進んでいくと東お多福山分岐地点。峠まではおよそ900mと舗装路歩きはまあまあ続く。蛇谷北山の南側の谷筋をいくつか確認しながら進んでいく。


東お多福山の北斜面はこのように結構茂っていて歩くのはめんどくさそうだ。
東お多福山の由来について

東お多福山の名は、笹原の広がる風景がのっぺ りとしたオタフク美人に似ていることに由来します。

そんなに似ているかな…?(由来大好きなMuscle)


さてドビワリ峠に到着。
土樋割峠の由来について

東お多福山の北にある土樋割峠は、水のわかれる所になっていて、東に行くと芦屋川、西へ行くと住吉川の流れになります。その昔、水不足に悩んだ芦屋の住民は、この峠に土樋(土管)を通し、住吉川の水を芦屋川の方へ引こうとしたのです。これに怒った住吉の住民が、この土樋を割ったことから、土樋割峠と呼ばれるようになりました。


峠から西へ下っていくと住吉川。ここから蛇谷を経て芦屋川へ水を引き込むなんて、今のようすを見るかぎりかなり強引だったように思える。ここから右手、黒岩谷へ入っていく。


右岸へ渡渉してすぐに黒岩谷堰堤のダブルダム。上流の堆砂地に下るとすぐに左岸から踏み跡のような支流が流れ込んでいる。


本流を上流へ進む。今いる場所から見て、流れは左のほう。ここは枯れたような感じの場所。


少し進むと右手にハンガーボルトが打たれた大きな岩場が現れる。う〜ん、これならフリーで行けそうな気もするなぁ。


沢沿いの小径を進んでいく。黒岩谷を下ったのは2016年だけどあまり印象に残っていない。


進むと右手にケルンがある。地形図でみるとこの北側に谷筋があって、今日登ろうとする尾根の末端がある。


ケルンの裏手に回り込んでみると狭いコの字型の不思議な空間になっていて、そこには滝があった。こんなものがあるんだなぁ。この滝を左から巻いて尾根方面へ向かっていく。

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【古道を歩こう】※補足 「右モ 左モ 有馬道」の道標を会社帰りに見に行く。前のページ

神戸市境界石99号以降を探しに青谷川右岸を探索。もう諦めましょう。次のページ

コメント

    • 長峰大好き
    • 2019年 7月 12日

    こんにちは
    すごいですね、高度感たっぷり迫力のある岩場、恐ろしげだけど行けるものならいってみたいなとドキドキ拝読しました
    ここってあのアラカルートさんの1307東蛇谷尾根〜0309〜1303に該当するところですか?ならば私でも歩けるかもしれませんね(重ね重ね神降臨に感謝)
    重箱の隅をつつきたくなる性格なのでいつまでたってもおなじところばっかり歩いていますが
    今年は昨年紹介されていたエクセル住吉台東の立派な滝や釜を観瀑、撮影しにいきたいなと思っていますが昨年下見した感じではMuscleさんお得意の市街地からの身軽なアプローチを真似てうまく谷に降りれるか不安な印象でした

    • 長峰大好きさん こんにちは!

      今回歩いた場所は0309ルート(今日歩いた軌跡の赤線ではなく破線のところ)の北側の三連ダムの谷筋の、
      もう1つ北側の谷筋入り際から取り付く、南に伸びる尾根です。(下りは1307)
      行ったら「な〜んだ」…と言った感じになるかと思います。覗き込んだ部分はちと緊張しましたが。
      どこもかしこも岩質ボロボロでした。

      住吉川は 中盤のスライダー滝なら

      https://muscleturtle.jp/2018/10/20/sumiyoshi/2/

      の写真6枚目の小橋から下流側へ下ってから進むのが楽そうです。

      上流にある大滝への近道は住吉道(脱出ルートと逆)から懸垂でしょうか…う〜ん面倒そうですね。
      ちょっと簡単に作ってみましたが、以下

      https://muscleturtle.jp/wp-content/uploads/2019/07/sumiyoshi190712.jpg

      落ち着いたエリアの青破線矢印、右岸からが一番楽そうに思います。この時期は茂っていると思いますが。

      どちらも個人的に長峰山、杣谷界隈に比べれば危険度は少ないと思います。

      なるべく下流から…は大体マンションの下やら住宅の脇、両岸壁などなど、
      ろくな展開ではないですし、ともすれば変質者ですしね(笑)
      気をつけようと思います。

        • 長峰大好き
        • 2019年 7月 13日

        Muscleさん情報をたくさんありがとうございます!
        アラカルートさんのルートが別にあってエスケープルートとして確保できてそうなのでいつもの我流の座右の言葉「(おっかなそうだけど)ちょっと覗いてみるだけよ」の精神で行ってみようと思います、
        住吉川下流も改めて拝見してもさらに行って見たいと思いました、こちらも座右の言葉を忘れず老害らしく慎重に覗いて見ますね

        • なかなか良い場所だと思いますので、ぜひぜひ訪れてみてください!
          くれぐれもご安全に!

  1. Muscleさん、こんばんは!
    お元気そうでなによりです♪
    久し振りに楽しく読ませていただきました☆

    しかし、Muscleさんて確か高所恐怖症?
    じゃなかったでしたっけ?
    よくあんな写真撮れましたね!
    (岩の上から見下ろしてるヤツ!!!)

    月はラムちゃんのマダニが完全にトラウマになってしまって
    約2ヶ月間、山には足を踏み入れてなかったのですが、
    ラムちゃんも月もついに我慢の限界が来て、(笑)
    一昨日は地獄谷西尾根、今日は地獄谷と
    地獄で完全復活しましたー♪
    もともと地獄育ちなんでね。笑

    • 地獄育ちの月さん こんばんは〜!

      やっぱり高いところは怖いですねえ、恐ろしいですねえ。
      ビビりながらも寄らずにはいられない性分。

      ロッククライミングをする人はネジが外れているんだと思います。
      まぁあれは落ちるの前提で確保するものだと思うのですが、
      実際事故も多くあるわけなので、現状そちらには挑戦しない次第です。

      マダニ…わかっていても怖いですね。今日は30分以上は笹の海を泳いでいたので蛇の類も心配でした。
      ポイズンリムーバーは持ってますけど、本当に役に立つのかどうか…。

      オゥオ~~~ゥ♪の勇姿が良いですね(笑)
      また楽しみにしています!

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