週の真ん中水曜日、大体このあたりで「週末はどこを登ろうかなぁ。」と考え始める。トイレに入る時などで「六甲_摩耶_>再度山路圖」のコピーを見ながら(ニヤニヤしながら)面白そうな名前はないかなぁ…なんて。A3クリアファイルに原寸を4分割にコピーしたものを挟んでるんだけど、その地図っていうのがこれ。
画像はダウンロード用にA3サイズ1枚分に収まるように切り合わせてリサイズしてみました。多少のズレはご愛嬌。
ちょっと前の話になるけど「悪僧谷」なる変わった名前の谷を見つけ、1月の終わりに行ってみた。鼓ヶ滝を越えて進んで左岸から支流が流れ込む…「ここが悪僧谷?」。山路圖で名前も場所も確認したから間違いないんだけど、今一つ確証が持てない。2基の治山ダムを越え3基目の砂防ダム、銘板には「悪僧谷砂防ダム」とあった。曖昧が確証に変わる瞬間。悪僧谷砂防ダムを越えると滝が現れる。谷最大の滝であったことから悪僧滝で間違いないだろう。にしても悪僧谷とはね…武装した僧衆が陣取っていたのかな?どこの寺社?気になりだしたらとまらない性分だけど、こればかりはわからなかった…。
今週はどこにしようかなぁ。逆瀬川上流域、六甲の砂防の始まりの流域。千石ヅリあたりに行っみたい気もする。頑張って起きれるかしら。
六甲_摩耶_再度山路圖について、以下市民のグラフこうべNo.99より抜粋。
「神戸徒歩会の会員直木重一郎が大正期から実地踏査のうえ作成した「六甲・摩耶・再度山路圖」の部分。3色刷りの当時としては実に精細な地図で昭和9年8月1日発行し会員に配布した。登山会を結成して最初に山歩きをはじめたわれわれの先人たちは、まず自分たちの力で山道を整備し、植林をし、そして地図を作るなどして登山の普及に精力を傾けた。今日における市民登山のルーツをそこに見る思いがする。直木は生前「裏六甲の村々の古老を一人ひとりたずねては道や滝 の名前を聞き出し、地図に書き込んでいきました。そのため日の暮れてしまうことが多く、神戸電鉄がまだなかった頃でしたのでランタンの明かりを頼りに、再 び六甲越えで夜道を一人帰ってきたものです」と、苦労のほどを語っていた。」
まったく呆れるほどの情熱。心血を注ぐとはこういうことだろうなぁ。これに比肩する登山地図があるのだろうか。私も谷や尾根を楽しみながら山行の軌跡を増やしていきたい。
地図はダウンロード用ファイルをトップメニューの[Download]にアップしています。
はじめまして
ヤマレコでよく拝見させていただいてます。
六甲摩耶再度山路図データをダウンロードさせていただきました。
中央図書館館内閲覧資料ですね。白黒コピーは持っていたのですがカラー版入手できて嬉しいです。
ありがとうございました。
古い地図の旧道、廃道を探るのも愉しいですね。
神戸には現行の1/2500分というスゴい地形図もありますね。
販売中商品なので公開微妙ですが長峰中心に6枚データあります。
ウエブサイトは持っていませんがたまに書き込む時は同じバンドル名です。
長峰大好きさん!こんにちは!
「はじめまして!」なんですけど、実はそんな気もしなくて。
地図について微力ながらお役に立てて何よりです!
1/2500地形図、いつか実物見てみます。