摩耶

(更新日: 2018.11.11) , , 6

寒谷2基目の治山ダム右岸支流を登り、4m級の巨木に出会う。


入り口のようすからちょっと心配したけど、パッと開けて明るい雰囲気に安堵する。普段のようすを知らないので、台風後で荒れているのかどうかはわからない。


ここらあたりがハイライトか。googleストリートビューのパノラマ写真を撮ってみるも、アプリの動作が怪しく…結果、綺麗に合成されていなかった。右岸には大きな壁が広がっている。


谷筋を進んでいく。今日の山行のタイトルで「右俣」と書いているけど、歩いている時には二俣に反応できなかった。あとからこうして写真で見ると、この奥で二俣になっていると思う。地形を見ずに水の流れだけ追っているのは考えものだなぁ。


右俣に入っていると思う。そこそこ大きな木が目に入り始める。険しい雰囲気を予想していただけに、妙に落ち着いた雰囲気に面食らう。


これかぁ。二又の杉の巨木に出会う。早速抱きついてみる。今日はメジャーの類は持ってきていない。抱いた感じから4mを越えている。摩耶山周辺の巨木に数えられるべき大きな杉。思っていた以上に大きい!教えていただいてありがとうございます!


裏側から一枚。なんだかセクシー。さて谷筋を詰めていこう。と、足元にサッカーボールが転がっていた。掬星台あたりから転がって来たのか、とりあえず拾ったものの…小さいザックには入らないので右手に持つ。片手が塞がる展開に。


谷筋を詰めていくと倒木地帯。と、またまたサッカーボールが…拾う。両手が塞がる展開になってしまう。あとから思えば潰してザックに詰めたら良かった。なぜボールのかたちそのままに手に持ったのか、自分に呆れる。


谷筋を登っていくとやがて尾根筋に吸い込まれた。右手の小さな尾根を登っていくと謎の水平道。ただの獣道なのか、杣道なのか謎。写真左手へ登っていく。


結果飛び出したのはここ。掬星台の東の展望台直下。今日はハイカー、観光客ともに多いのか、人出が多くかなり恥ずかしい展開に項垂れる(左手の尾根に乗って、さっさと山寺尾根に出るべきだった。)。左俣を進めば早めに山寺尾根のコルに出られただろう。


当初はまやビューラインで下ろうかと思っていたものの、臨時便も出ている。人が多いわけで、泥だらけでは気が引ける。上野道で下ることにした。五鬼城展望台手前ではド派手な倒木箇所があった。今回の台風でもっと崩れた場所があるのかな。谷筋や斜面は緩くなっているだろうし気をつけなければ。
それにしても3週間も開くと感覚が鈍くなっているのを実感。もうちょっと普通の道でも良かったかも知れない。

今日歩いた軌跡

1

2

2017年台風22号通過後の布引谷を歩く。前のページ

ハチノス滝手前の左俣から坊主岩を目指す。岩ヶ谷南尾根経由で杣谷支流にも寄っておく。次のページ

コメント

    • Tokiwa
    • 2017年 11月 04日

    MuscleTurtleさん、こんにちは。

    巨木拝見しました。
    さすが長峰大好きさん、よくご存じですね。

    画像の位置情報と、1/2500白図で場所を確認しました。
    確かにこの支流560m付近で二俣になっていますね。

    山上方向左俣からアクセスし、沢の分岐で折り返せば、
    比較的容易にアクセスできそうです。
    私も掬星台を通過する山行で確認してみたいと思います。

    私の方は金曜日、やっと六甲山のマザーツリーを
    コンプリートさせることができました。

    • Tokiwaさん こんばんは!

      本当に昔のことから最新のことまでこの山域のマスターです。
      ぜひお立ち寄りください。沢沿いなので見落とすこともないと思います。

      六甲山のマザーツリー(http://tokiwatrekking.web.fc2.com/page_arekore/a_mt_rokko.htm)、これを参考にまた行ってみたいところができました。
      例の七三峠、由来考察(http://tokiwatrekking.web.fc2.com/page_arekore/a_chiri_rekishi_07.htm)も楽しく読みました。七三峠もさることながら
      極楽谷(金星川)という名前の由来も気になっています。そんな雰囲気皆無ですから。
      そのあたりにももしかしてヒントが? 公開後、情報が集まるところにも期待しています。

    • ラムちゃんと月
    • 2017年 11月 04日

    相変わらず凄いところを歩いてますね。
    ボール2個持って、のくだりは
    目に浮かんで思わず笑ってしまいました。

    ふたまたの杉の巨木、美しいですね。
    あたしも抱きついてみたい!!
    が、ラムちゃんと行ける場所ではなさそうなのが残念。

    • わぁ!月さんこんばんは!

      ボール両手に持って歩けたくらいですから、
      上から下って行くなら全然余裕だと思います。
      ラムちゃんとの普段の感じからして。

      展望台の下からガサゴソ…両手でボールを掴んだおっさんがゼーハーしながら登場。
      単なる変質者ですよ、まったく…トホホ。

    • 山道正男
    • 2017年 11月 04日

    いつも険しい谷筋、興味深く見ています。
    怪我のないように、楽しんでください、
    寒谷は一度滝の北側からトラバース気味に入って、寒谷北尾根を登りましたが、
    大変も急勾配で、なんとかオルテド・マヤにつきました。

    • 山道さん こんばんは!

      ご覧いただいてありがとうございます。
      寒谷南北は険しいですよね。今回の谷自体は比較的穏やかでした。

      怪我のない山行しっかりしていきます。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

AND 絞り込み検索

  • カテゴリー

  • タグ

  • キーワード

神戸市境界石

  1. 神戸市境界石No.66 鵯越駅からイヤガ谷周辺。
  2. 神戸市境界石No.46 高取台中学校北側の高取高層配水場の脇…
  3. 神戸市境界石No.116・98・97・96・95・94・92…
  4. 神戸市境界石No.67・71 イヤガ谷東尾根3本鉄塔手前と菊…
  5. 神戸市境界石No.57 林田区境界を歩く。高取山から獅子ヶ池…

ナレッジ記事

  1. 地蔵谷についての下調べ。
  2. 忘れ去られた谷と岩場。六甲学院 山岳部誌「たきび」を紐解いて…
  3. 神戸市背山路圖【KOBE HILL MAP】シリーズをやって…
  4. 市バス25系統停留所の名称について問い合わせる。だいりゅうじ…
  5. 【神戸100年 写真集】明治以降の六甲山周辺の風景。

谷筋ピックアップ記事

  1. 寒谷2基目の治山ダム右岸支流を登り、4m級の巨木に出会う。
  2. 三森谷東尾根から再度谷の無名支流を下って大滝に出会う。
  3. 船坂橋から樅ノ木谷を登り船坂峠。細ヶ谷西尾根から細ヶ谷を下っ…
  4. 日柳川左岸の山小屋跡を見に行く。山小屋跡から支流を登る。
  5. 石井川上流 開ヶ谷を登る。ガーデンレストラン風舎から清水谷を…
PAGE TOP