吉備中央町に入ってすぐ、橋があったので渡ってみる。その先にはトイレがあったし、道があるんだろうと思う。しかしそのトイレはもう管理されていないようで荒れ放題。
「松茸山にて入山禁止」看板などを脇に見ながら踏み跡を進むと砂防ダム。ここで道が途切れてしまった。この渓谷にダムはいるのだろうか…。行き止まりのようなので一旦橋まで戻る。
道路を歩いていくも渓谷はこんな感じだし、妻は帰りたそうにしている。しかし地理院の地図でみるとこの先に「豪渓」の文字がある。そこまでは行ってみましょ。
先ほどのダムの上流側左岸に名勝 豪渓の記念碑があった。大正12年のもの。奥に見えるダム上流側は荒れた感じだし、先の道路を見ても平凡に見える。というわけで、Muscle的にはこの石柱がある地点までの区間が豪渓の見どころ。さて戻ろう。
帰り道で気づいたんだけど、道路脇の岩の溝には補強用のセメント?や小石が流されていて、ワイヤーで巻かれている。かつては落石事故もあったようだし致し方ない。
天気の悪い日の西陽で冴えないんだけど、天柱山方面の奇岩峰。鎖が張られた修験の道もあったというし、踏み込んでみたい気もするが…登山道が立入禁止になっているし諦めよう。※道路の先で、写真で小さく映る妻が「いつまで撮ってんだよ!」という感じで待っている。
かつての記憶では渓谷しか見ておらず、これらの奇岩群、尖塔を見ていなかったんだなぁ。7歳くらいだったしね。しょうがないね。水はもっと綺麗だと思ったんだけどなぁ。駐車場に戻り、折返し地点の石柱の先へ車を走らせる。結果、想像通り大したものはなく。やはりあの区間が見どころと納得。
トングウというパン屋に寄ったりしながら実家に帰宅。そういえば豪渓に行ったときの写真があったはずだと思いだし、アルバムをひっくり返して探してみる。
と、数ある写真の中に一枚だけあった。おそらく35年前くらいの写真に映るのは4つ違いの姉。綺麗だと思っていたものの、この時点ですでに汚れはあったみたい。しかし今よりは沢床は明るかったように見える。
どうあれ過去の記憶を辿る原風景の旅は楽しいなぁ。
¥父が「寝室に豪渓の絵があるよ」というので見てみる。おそらく見返橋付近かな。絵に描かれるほどで、なるほど豪渓は名勝だってのがよくわかった。さて、番外編へ。
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