摩耶

(更新日: 2023.09.28) , , 2

石楠花山南東 六百谷(仮称)を登り六百山を下る。


谷に入るといきなり最初の治山ダム。上流に下りるとすぐに二俣になっている。ここは本流右を選択。この谷にはいくつもダムがあるけれど、どれも固有名称のない治山事業のダムだ。


期待ハズレもいいところの地味な谷…。もう少し荒々しい展開を想像していたので拍子抜けしてしまう。


明らかに人の手が入っていると思われる堰き止め。水を汲んだのか、浴びたのかはわからない。写真のように斜面は緩いので沢中を進まずとも良い。


錆びて朽ちた手押し車が2台転がっていた。ダム工事に使用したものなのかな。


今まで見たものと比較してなかなか綺麗に残っている炭焼き窯跡があった。なるほど小径があったわけだ。谷筋にはパイプ管なども見える。


手前でダムを右から越えると植林エリアになる。谷筋は左奥の暗く映るあたり。


ふと右岸斜面を見ると廃車が転がっていた。さらに上にもう1台…。乗り捨てたんだろうなぁ。まぁ気にせずにおこう、地味な谷を進んでいく。


手前でダムを越えると廃タイヤ。この谷の両側には西六甲DWが走っているわけで…こうしてゴミが広がるのもやむなしか。


さらに次のダムを越えると今度は冷蔵庫だ。追加で廃タイヤがあるし、なんなら免許証まで落ちていた。なんなんだ一体。さすがに免許証は初めて見たな…。


谷筋を詰めていくとDWに接近して藪が出てくる。そもそも無事にDWに出られるのか?石垣はなかったはずだよね…などと考えながら棘をかき分けて斜面を登る。


意外にあっさりDWに飛び出した。ここはカーブNo.47。谷筋はDWを突っ切ってさらに続いているわけなので、このまままっすぐ谷筋を詰めていくことにする。さっそく4連のダム…。


DWから源頭部に関してはなんの特徴もなく写真はなし。詰めていくと峠が見えてきた。峠にある曲がった木に腰掛けて小休止。東へ行けば六百山なんだけど、峠から石楠花山方面へ行ってみる。


登り着いたのはここ。石楠花山山頂南の展望台から100mほど北の地点。何も得るものはなく、今登って来た道を戻っていく。


小休止していた曲がった木がある峠に戻る。ここから南東へ進むと六百山山頂だ。

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コメント

    • 長峰大好き
    • 2018年 8月 05日

    微妙どころか今回の山行なかなか渋いところを攻めてこられるなと実感して読ませていただきましたよ、古きを訪ねてなんとかというか普段のMuscleさんの姿勢通り古来の資料に再発見や見落としがないかという情報戦略、本当に好きでない限りなかなか完徹できないことだと思います
    これからもこのような面白い切り口の山歩き紀行を期待しています

    私、今日山羊の戸渡りから杣谷峠、永峰堰堤と歩いてきましたがやはり長峰山登山道通行止めの案内とテープ規制があちこちにありましたね、叔母野山住宅裏以外にどこか崩れているのか近いうち調べてみようと思ってます。そうそう長峰堰堤のあたりも迂回道ができてましたね
    私は都賀川を辿ったので入り込めましたが旧表六甲DWも通行止めになっているので山羊の戸渡りや西谷も今は基本入り込めないですね、豪雨の置き土産迷惑千万ですわ

    • 長峰大好きさん こんばんは!

      そう言っていただきありがとうございます!今回の山行はもともと考えていた道筋とは別で、「六百山」の名前を見て「これは行ってみなければ!」といういつものノリでした。谷よりは尾根の方が少し楽しめたかもしれません。

      長峰山登山道は公設の道標がある道は関電巡視路もありますよね。
      そこも通れないんですかね。随分と行っていないのでようすを知らずです。

      仰られるほんの少しの迂回路、あれはなんでしょうか。パッと見普通に通れそうに見えました。
      そう言えば以前表六甲DW通行止めの際は、現場手前から川に無理やり下りました。
      DWはあっちもこっちも通行止め。8月半ばには復旧するようですが…。
      それにしても叔母野山住宅裏の土砂崩れで通行止めならトゥエンティクロスが通行止めではないのが謎ではあります。早く色々と元通りになると良いですね。

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