2019年3月16日 土曜日。9:09起床。2018年の10月以来まともに谷歩きをしていない。体重が増えた云々を言い訳にしてるけど、情熱が冷めて来ているのかどうか…そんなこともないとは思うんだけど、今日は久しぶりに谷歩きをしようと思う。
当ブログの真骨頂はやはり六甲の谷歩き。行く必要もない谷へ行き、回避すればいい籔に突っ込んでいく、その先で喜びを得る半ば自虐のM系登山。
12:35 阪急岡本駅を下車し西へ進む。奥に見える稜線は霊法会のあるところ。今日歩くのはその稜線と十文字山に挟まれた谷。六甲山系アラカルートでは西天上谷とあるコース。Muscleは大谷川としておく。
岡本9丁目のバス停付近に来た。この流れが大谷川。山から南向きに流れてきて、この地点で東へ転換する。ここから入渓しようかと思うも変質者に間違われかねないので踏みとどまる。西側にある舗装路を北へ上ることにした。
明治三十年の道標。(梵字)カーン 右 不動山とある。不動山とは一体どこの山頂を指すのだろう?
舗装路の先へ進みたいのだけど、どうやら堰堤工事(二楽堰堤補強工事)をやっているみたい。進もうとしたら係の人に止められた。ところで先程の地点から入渓しなくて正解だった。今立っている地点の道路の下を潜る形になっていた。狭い暗渠だ。
西へ回り込み、ザ・岡本プレミアムの下あたりに来た。このまま道なりに行けば十文字山方面。右手の柵を超えて谷方面へ進むことにした。
山腹を進んでいくと堰堤工事の現場に差し掛かる。これがどうやら二楽堰堤みたい。それほど大きな堰堤でもないようだ。なるべく音を立てないようにして右岸斜面を進む。
二楽上流堰堤が現れた。昭和34年完成のもの。なかなか古めかしい。う〜ん、どうも嵩上げもさることながら、なんだか新しい感じもするが、どうなんだろう。
左岸に「芦部谷送水隧道西天上川管理坑」があった。一体どこにつながっているのか。
次に打越堰堤を右から越え、ガレ場を進んでいくと打越第二堰堤が現れる。ここは右手から越えることにした。谷に戻ると再び地味なガレ場が続く。
大谷川最初の小滝がこれ。堰堤ができる前は手前でいくつか滝があったかもしれない。奥には小さな谷止。左上を見上げると踏み跡のような切通しがあるように見える。アラカルートさんが歩かれた部分に違いない。
谷中を進んでいくと3段6mほどの滝。階段状で登るのには苦労しない。
3段の滝を越えると異国情緒あふれる小滝。その奥には超ミニゴルジュ。
比較的大きな滝。といっても4-5m程度。写真では見切れているけれど、釜にはイノシシの死骸があった。浮いている部分は毛が剥げてオレンジ色、水に浸かっている部分はきれいにその形が残っていた。直登しようにも釜を渡るのがなんだか微妙なので右から巻くことにした。
MuscleTurtleさん、おはようございます。
久しぶりの谷歩き記事、楽しく拝見しました。
朝書き込みをしたのですが、
本文にURLがあると
弾かれるみたいなので再アップしますね。
「芦部谷送水隧道」、こういうのは大好物なTokiwaです。
扁額の通り、阪神水道企業団の施設のようですね。
西宮の1/2500でも正確な場所は特定できませんでしたが、
芦部谷接合井が、甲山周辺上ヶ原上水場の北西辺りに有り、
そこから芦屋を越えて東灘まで続いているようです。
阪神水道企業団のホームページにある
施設概要図にある北側の送水路です。
神戸市水道百年史によると、
芦部谷送水隧道は阪神水道第3期拡張工事によるもので
高さ2.5m、幅2.5m馬蹄形、延長13.560m神戸市受水ずい道に接続し
最終的には、奥平野浄水場に送水されているようです。
Tokiwaさん どうもです。
施設概要図見てみました。六甲トンネルの南側を走っているんですね。
あんな遠くから来ているとは。
甲山あたりは歩いたことがないのでもう一つピンと来ませんが、
近々行ってみようと思います。
六甲山の下は縦横にトンネルがありますけど、
一覧断面図みたいなのがあれば見てみたいところです。
阪神水道企業団、熊谷組、ダクタイル鉄管などなど派生でいろいろ調べていたら
時間が過ぎるのが早いこと…。
URLの件は設定変えてみました。
「不動山」はおそらく、おそらく道標からすぐの場所にある、
不動山明王院のことだと思います。
宅地開発されていますが、
付近にピークがあったのかも知れませんね。
武庫郡誌によると、明王院は、
もともとは天上寺の塔頭のひとつだったようです。
Tokiwaさん こんにちは!
不動山はそうしたものでしたか。
HPも見てみました。
詳しい情報ありがとうございます。
また調べてみますね!