2021年5月29日 土曜日。月イチ帰省の週末。緊急事態宣言下ではあるものの、健康維持のための散歩にいくことにした。
前回の記事でisorokuさんから紹介のあった「住吉歴史資料館だより」。その第15号に「住吉荒神山が 本場の御影石!」と見出しのある頁があり、その中に『住吉荒神山の「山帳場」御影石切り出し場』の写真が載っている。
なかなか凄みのある写真で、これはぜひ現地訪問して現在の姿を確認してみなければ!というわけで、今回の散歩のネタとして行ってみることにした。
「住吉歴史資料館だより」に場所が明示されているので場所を探す手間は省けている。
市バス38系統「渦森橋」で下車。西谷公園から東へ戻るように進んで、大月地獄谷方面へ進んでいく。
坂道の脇に祠があったのでお立ち寄り。住吉霊園の造成工事で事故が多発したらしく、それを鎮めるためのものらしい。
祠からすぐの地点、右手に谷筋がある。斜面対策工事の看板の隙間から谷筋へ入ることにした。
谷に入ってすぐにダムが奥に見える。そして両岸はモルタルで固められているけれど、かなり高さがある壁になっていて、ゲートロックの佇まい。
木々が生い茂っていて写真からはわかりづらいだろうけれど、ここがおそらく『住吉荒神山の「山帳場」御影石切り出し場』として写真があった箇所に違いない。
いきなりクライマックスでなんだか拍子抜けではあるけれど、実際の石切場はもっと奥のはず。それを見に行ってみようと思う。
左岸の壁のようすはこんな感じ。両岸ともに突破は無理なので、右から巻いて登っていくことにした。
ダムの左岸の上にやってきた。下るのは厳しいし、いま立っているのは南側にある浅い谷筋に挟まれたリッジ状。というわけでその浅い谷筋へ逃げることにした。
逃げた谷筋から下流側を見る。ここら一帯に落石防護用のワイヤーが張り巡らされている。花崗岩もそこかしこに転がっている。
本流とは別の浅い谷筋を登っていくと、あらまエクセル住吉台の裏に出てしまった。もとの谷筋に戻るべく水平移動。
本流側には何段かこうして高さのある土留工?が続いていて、これが最上段部分。ワイヤーを伝って下る。
お!それらしい場所になってきた。地震や台風で崩れた、あるいは剥がれたようにも見えなくもないけど、ここら辺りが一番新しい石切場に違いない。刻印がある石や、残念石があったりしないかな。
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Muscleさん、こんにちは。
久々のご帰神と立て続けのご更新、ウレしく愉しく、じっくり拝読致しました。
・・で、御影石の採石場といえば、石切道の脇の「あの場所」と信じ疑っておりませんでした。
そんな小生、前回「伊能中図」から続く皆様とのハイブロウ極まるご交信と相俟って、
またまた自ら探究心不足を痛感、研究家の方々の凄い存在感に感服した次第です・・。
少し前の出張で関東や九州の方々とお話しした折、
あちらでも花崗岩は「みかげいし」で今も充分通用しており、
そんな由緒のある採石の場が、ほぼ抛ったらかし状態なのは
>歴史に埋もれていっているのか少々謎
まったく仰せの通り不可解かつ残念ですね。
また前回と云えば、伊能中図所載の村名にもあらためて「感動」しました。
小生、中野生まれの小路育ち、ガッコは住吉・芦屋で現在は田中在住なのですが
それらを含め、打出から大石に至るまで、ずらっと並ぶほぼ全ての村名が
未だ現役の字名・駅名・交叉点名etcとして使われていること、
これはやはり喜ぶべきコトなんじゃないかなぁ、という次第です。
久々にもかかわらず、長々とたいへん失礼致しました。
コロナ禍にめげず、テッペキの防御でご自愛されますよう、
またしばしばのご更新を祈念しております。
Notungさん こんにちは!
六甲山はネタが尽きませんねぇ。
石切道途中の「あの場所」あたりに比べ、なんだかとても狭いエリアで
本当にこんな場所で本御影石をガシガシ取っていたのか、どうも疑わしく思います。
良いですね!こうして名前が残っているのは。
Notungさんにおいてはとても身近に感じれておられることでしょう。
小さい頃から過ごしている地元の方が本当に羨ましく思います。
私は神戸に来てたかだか22年とちょいくらいのもの…。
色々ネタを考えて最低月イチで細々とでも
六甲山に足を運ぼうと思っておりますので今後ともよろしくお願いします。
muscleさーん\(^o^)/
久しぶりの六甲山ですね。
いきなり興味深い場所に行ってるし
muscleさんらしい展開。
楽しく読みました♪
サラッと書いてるけど
なかなかデンジャラスなところのようだし、
無事のご帰還、よかったDEATH!
月さん 新大阪を過ぎた新幹線からこんにちは!
やっぱり山に入ると危険なところでもなんだか落ち着く性分。
これはもう麻薬みたいなものですね。
岩窟もそうですが、裏六甲で以前少しお話したエリアに
早いところ行ってみなければと思っています。
検索方法が良くないからかも知れませんが、
知りたい情報がネットになかなか転がっておらず…
「ならば行ってみよう」の連続です。
とにかく、お互い気をつけましょうね!ほんの少し油断して骨折とか…ね。