神戸市境界石

(更新日: 2023.09.17) 0

神戸市境界石No.82・87・96・97・98 黒岩尾根から神戸市中央区と灘区境を九十八号石柱まで進む。


道中2回ほど、東方に旧摩耶の大杉が樹間から見える。存在感の凄さよ。生きている姿を見たかったところ。


2級基準点婆谷No.2から南西にはすばらしい眺望。お気に入りのポイントの1つ。 角度を変えればもう少し西側までしっかり見える。今日は霞んでいるけど…。


名物の鉄塔まで来た。ここには狭い範囲で4本の鉄塔がある。これは中間の2本。東西南北に送電線が張られている稀有なポイント。進むと←摩耶山雷声寺→の旧摩耶道の交差点。「東山尾根を経て労災病院方面」に進む。


すぐに次の道標。→東山方面への道は枝が敷かれていて進入するのを防いでいるように見える。左奥へ進む。(青谷に下れる案内もしっかりある)進むと「中尾町」分岐。中尾町への下りは心細い道だ。正面奥へ進む。


振り返って1枚。レンガやコンクリートの遺構がある。これといった目ぼしいものはないようだ。さらに下る。


下ると九十六号石柱がある。ここまでは現在の区界と同じようだ。現在の区界はこの先西へ進み、亀ノ滝砂防堰堤付近に下る。尾根を無視してやや南に下る。


支尾根を下ると明治三十三年、九十七号石柱がある。現在の区界とは違い、やや南を走る支尾根が市境界だったようす。ここからさらに適当に下っていく。GPSを確認するとどうも想定している道とは違っている。以前間違って下ってしまった道だ。九十七号石柱まで登り返す。


神戸市役所、明治三十三年、九十七号石柱に戻ってきた。頭頂部には行き先(写真右上)を示す切れ目。さっきは切れ目が示さない右方向へ下ってしまった。さて、この写真でいうところの右上へ進む。九十七号から先は踏み跡が全くないただの斜面。大丈夫かしら…。道迷い覚悟(とは言え、もうすぐ青谷道だしと油断…)でとにかく下る。


道迷いかと思ったけど、方向は間違ってなかったもよう。九十八号石柱に出会う。うれしい。しかし切れ目で示される左…。これはやばい…記憶を辿るまでもなく何度も歩いた青谷道。先は間違いなく崖だ…。


覚悟を決めて(?)シルエットになっているラインをクライムダウンしてきた。本当にやばい部分は最終75度、4メートルほどの下り。垂れる枝がなかったら登り返すしかなかったなぁ。いい加減ロープを持ち歩かないといけないかも…。


最後の最後であんなことになるとは。危なかった。区界の石柱は九十八号までは確認できた。当然一番からあるんだろうし、末番は何番でどこにあるんだろう。明治33年…1990年…神戸市。宿題はつきない。平野谷東尾根に行かないと。

1 2 3

4

布引五本松堰堤右岸を確認。放水路隧道脇の谷を登って神戸布引ハーブ園に至る。前のページ

木ノ袋谷。木ノ袋滝の奥でゴルジュと滝群に出会う。次のページ

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

AND 絞り込み検索

  • カテゴリー

  • タグ

  • キーワード

神戸市境界石

  1. 神戸市境界石No.65 鵯越墓園西側の尾根筋にて。
  2. 神戸市境界石No.57 林田区境界を歩く。高取山から獅子ヶ池…
  3. 神戸市境界石No.72・75・77 平野谷西尾根から極楽谷経…
  4. 神戸市境界石No.78 再度山山頂の北側にて。蛇ヶ谷右岸から…
  5. 神戸市境界石No.82・87・96・97・98 黒岩尾根から…

ナレッジ記事

  1. 忘れ去られた谷と岩場。六甲学院 山岳部誌「たきび」を紐解いて…
  2. 遡行図記号をイラストレーターで作成し、遡行図を作ってみる。
  3. 埋もれゆく美しい杣谷周辺の情景。過去と現在と。
  4. Image Map Proでひよどりキャニオン山行の簡易なイ…
  5. 新湊川水系天王谷川天王ダムの階段立入りについて神戸土木事務所…

谷筋ピックアップ記事

  1. 天王谷インターチェンジ東西の尾根。梅元西尾根を経て天王谷IC…
  2. 杣谷川支流貧乏川を登る。尾根を下って貧乏川支流を登り返してマ…
  3. 六甲川遡行。大土神社脇から入渓、都賀谷上流右俣から丁字ヶ辻ま…
  4. 横尾から須磨アルプス。展望ピークから下って天井川。栂尾山へ登…
  5. 石井ダムこもれび広場を探索。ドングリの森谷筋を登り、新鈴蘭台…
PAGE TOP