峠からは踏み跡らしいものはなく、とりあえず高いところを目指して進む。
山頂(というか小高い場所)へ向かう斜面には土留が巡らされていて、人の手がよく入っているようす。
おそらくここが六百山山頂といえそうな地点。松が植わっているのみだけど…。さて、このあとはシェール道合流を目指して、ひたすら下るのみ。
下り始めで尾根が二筋に分かれるんだけど、何も見ずに下ると左(東側)の尾根を選択してしまうだろう。下りたい尾根筋は右なのでそちらを選択。道中はロープネット・ロックボルト併用工法が施工されている箇所が多数。笹原も一部に広がっているものの、道に迷うようなことはほぼない。
DWに近づくに連れて、どんどん傾斜がきつくなり、最後は崖状になる。
さすがに限界を感じて、東側にある溝に逃げて下っていく。ここは両側が大きな岩になっていて途中までは比較的楽に下れたんだけど…。
溝状の左手(北側)の岩は7m以上ありそうな立派なもの。もう道路はすぐそこにあるのでこれが崩れたら危ないな。いかにも崩れそう…。それにしてもロープネットが痛々しい。
下っていくとフェンスが覆いかぶさってくる。これは脱出不可能になる展開だ。緊急回避として支柱を伝いフェンスの上に出て下ることにする。
尾根の続きはカーブNo.49の南。この写真の奥だ。
下る前に振り返って1枚。尾根筋がDWで切れている部分。とんでもない崖だな…。下ったのは写真右の緑の少し奥あたり。
DWから先の尾根筋もなかなかの迫力。これが地図に描かれていた岩場かな。なかなかアクロバティックな展開になる。
ほんの少しの区間にザレ場。とにかく小休止を挟みまくる。このあとは小ピークを過ぎる。その先は森林管理道付近と言うこともあってか明瞭な踏み跡が出てくる。
踏み跡通りに進むと尾根から離れ、山腹を幾分進む展開。最終は森林管理道の朽ちた橋がある地点。その下に見えるのはマムシ谷の支流の1つ。さらにもう1つ支流があってマムシ谷に合流。シェール道出合いを目指して登山道を下る。
微妙どころか今回の山行なかなか渋いところを攻めてこられるなと実感して読ませていただきましたよ、古きを訪ねてなんとかというか普段のMuscleさんの姿勢通り古来の資料に再発見や見落としがないかという情報戦略、本当に好きでない限りなかなか完徹できないことだと思います
これからもこのような面白い切り口の山歩き紀行を期待しています
私、今日山羊の戸渡りから杣谷峠、永峰堰堤と歩いてきましたがやはり長峰山登山道通行止めの案内とテープ規制があちこちにありましたね、叔母野山住宅裏以外にどこか崩れているのか近いうち調べてみようと思ってます。そうそう長峰堰堤のあたりも迂回道ができてましたね
私は都賀川を辿ったので入り込めましたが旧表六甲DWも通行止めになっているので山羊の戸渡りや西谷も今は基本入り込めないですね、豪雨の置き土産迷惑千万ですわ
長峰大好きさん こんばんは!
そう言っていただきありがとうございます!今回の山行はもともと考えていた道筋とは別で、「六百山」の名前を見て「これは行ってみなければ!」といういつものノリでした。谷よりは尾根の方が少し楽しめたかもしれません。
長峰山登山道は公設の道標がある道は関電巡視路もありますよね。
そこも通れないんですかね。随分と行っていないのでようすを知らずです。
仰られるほんの少しの迂回路、あれはなんでしょうか。パッと見普通に通れそうに見えました。
そう言えば以前表六甲DW通行止めの際は、現場手前から川に無理やり下りました。
DWはあっちもこっちも通行止め。8月半ばには復旧するようですが…。
それにしても叔母野山住宅裏の土砂崩れで通行止めならトゥエンティクロスが通行止めではないのが謎ではあります。早く色々と元通りになると良いですね。