住吉・芦屋

(更新日: 2024.02.1) , 4

【古道を歩こう】住吉ステーションの碑から住吉道(有馬道)。住吉川の水車小屋跡探訪を経て黒岩谷西尾根。魚屋道を下って有馬まで。


道を北へ進むとすぐにローソン、その南東角に比較的新しい道標。これは昭和57年5月に建てられてもの。背面には本住吉神社と示されている。やっぱり道標は木ではなくて石ですよね。六甲山中の道標も全部御影石ならいいのになと思う。


この北へ上る道は、会社の帰りの運動として夜な夜な何度も歩いている道。お昼間に改めて見ると、いかにも旧道と行った風情。


山手幹線の「室の内」に至る。交差点を北へ。


ヤマカンを渡ってすぐ北側、北向き「有馬道」の案内は消えて「白鶴美術館」のみとなった。背面には「国鉄・住吉駅」とある。いい感じだ。


すぐに次の道標。住吉学園の案内がある。ところで住吉学園の総資産っていくらなんだろう?相当えげつない額のような気がする。背面は本住吉神社の案内。それにしてもどれだけ白鶴美術館に向かわせたいのか…。


阪急神戸線の下をくぐる。右は車1台が通れるだけ。左は後年作られたであろう歩道になっている。


住吉中学校を過ぎて道なりに進んいくとY字路となる。う〜んここまで注意深く見ていたつもりも「右モ左モ有馬道」の道標を見逃してしまったようだ。※翌日更新あり
三叉路を左へ。


また昭和57年の道標だ。ちょっとくどいようにも思うけど。ちなみに「神戸の道標」で東灘区には14基の道標が記録されている。かつてはこうしてもっとあったのかも知れないね。


先程の道標からすぐに「山田の里 ありま道」の道標があった。これは最近の道標だね。ここは灘目の水車という場所。


背面には「若宮さん ちとせ道」とある。「ちとせ道」ってなんなんだ?


山田太郎次郎水車がこちら。この現代の街並みとのコラボレーションが良いなと思う。

太郎車、次郎車の案内と説明板。水車小屋に関してはこのあとも辿ることになる。


山田区民会館の北西角に古そうな道標が立っていた。「左リ妙見山道」だろうか?「これより十一丁」。赤塚山の妙見宮への案内だろう。これが神戸の道標に載っていないのはなぜだろう?


謎を残したまま北へ進む。側溝の流れは水車に続く流れ。ところでこの左手の立派な塀はなんなのか?神戸市東灘区住吉山手3丁目4の巨大な空き地。さらに謎がもう1つ増えたなぁ。さらに北へ。

1

2

3 4 5 6 7

【古道を歩こう】谷上から炭ヶ谷を経てマムシ谷を下ってシェール道、桜谷道を登って摩耶山。摩耶本道(青谷道)で下山。前のページ

【古道を歩こう】※補足 「右モ 左モ 有馬道」の道標を会社帰りに見に行く。次のページ

コメント

    • うどこ祭
    • 2020年 10月 22日

    こんにちは。はじめまして。

    一年以上前の記事にコメント失礼します。
    住吉台に20年近く住んでいる者です。
    水車小屋跡地の看板に1番近い、入口付近の小屋には恐らく15年くらい前まで、絵の先生が住んでおりました。
    現在は火事で先生が亡くなってしまい、廃屋になっています。
    その奥は、私が物心ついた時には既に廃屋・廃集落になっておりました。

    石カフェは週末には開いている様です。
    あの付近は昔から上質な御影石(墓石などの材料になる鉱石)が採れる、採石場で、石を採石し、加工する工場がチラホラあります。人も住んでいます、石カフェは7年くらい前に気づいたら出来ていました…

    神戸市東灘区住吉山手3丁目4の巨大な空き地に関してですが、こちらも物心ついた時には既に廃屋でした。中は蔵がある大きな個人邸宅の様なのですが、門が開いた所も人の姿も見た事がありません。現在取り壊し作業が行われていて、初めてちらりと中を見る事が出来ましたが、荒れ果てて空き地というか林の様になっております…

    とっても地元の記事なので思わずコメントしてしまいました。
    水車小屋跡地や石切場の近くは住んでいる私も謎が多い地域です。
    これから寒くなる季節ですが、お身体には気をつけてください。

    長文でのコメント失礼致しました。

    • うどこ祭さん おはようございます!

      なんと2000年代に住んでおられた方が。少々驚きです。
      その奥あたりは昭和の遺物でしょうか。
      石カフェは7年前と。HP見てみるといわゆるカフェではなく、アウトドアの活動をしているんですね。

      神戸市東灘区住吉山手3丁目4はそんなに前から空き地と言うか、廃屋ですか。
      周囲に比べても異様に大きいからなにか謂れがあるのかなぁ。
      ちと調べてみようと思います。

      それにしても地元の方からのこうしたコメントは嬉しい限りです。
      ありがとうございます!

    • 松岡 順子
    • 2020年 1月 07日

    大変楽しいハイキングをありがとう!

    この位置が果して有馬のどの位置に当たるのか知りたくて・・
    大阪毎日新聞社建立の道標「住吉二到ル 12,413.00m」とありウキウキ。
    12413.00m-9818.172m(90丁)=2594.828m
    また、住吉から六甲山まで9Kmで、そこから818.172m北が、その位置かー。

    この位置にどんな意味があったんだろう
    有馬の境界か、品物の引き渡し場所か、それとも~楽しい推理のひと時でした。

    • こんにちはー はじめまして!

      楽しみの一助になったのかどうか、うれしく思います。
      こちらこそありがとうございます。

      何かしらお気づきの点などありましたら、またお気軽にコメントいただけると幸いです!

  1. この記事へのトラックバックはありません。

AND 絞り込み検索

  • カテゴリー

  • タグ

  • キーワード

神戸市境界石

  1. 神戸市境界石No.93 学校林道 神戸港線一九鉄塔の南にて。…
  2. 獅子ヶ池から神戸市区境界を追う。苅藻川を経由してひよどりごえ…
  3. 神戸市境界石No.88 天狗道から掬星台へ。
  4. 神戸市境界石No.79 蛇ヶ谷右岸にて。錨山散歩のついでに。…
  5. 神戸市境界石No.85 黒岩尾根から派生する尾根にて。どうや…

ナレッジ記事

  1. 【神戸100年 写真集】明治以降の布引周辺の風景。
  2. 山行記録のまとめ方改その2。地理院地図でルートのまとめを作成…
  3. 神戸市背山路圖【KOBE HILL MAP】シリーズをやって…
  4. 山行記録のルート表示方法をどうしようか…国土地理院地図は使い…
  5. 新湊川水系天王谷川天王ダムの階段立入りについて神戸土木事務所…

谷筋ピックアップ記事

  1. 祇園神社北尾根から天王谷奥東服へ下る。平野西尾根展望道は廃道…
  2. 日柳川右岸支流の三又谷を登る。
  3. 布引谷の集落跡と地蔵谷の遺構再探訪。地蔵大滝上流左岸の無名支…
  4. 【古道を歩こう】山田道をできるだけ忠実に辿ってみる。上谷上か…
  5. 天狗峡からトゥエンティクロス。二十渉堰堤上流支沢から黒岩尾根…
PAGE TOP