須磨・長田・兵庫

(更新日: 2023.09.20) , 4

大日丘町3丁目13の「こんもりした場所」とその周辺、獅子ヶ池西の採石場跡地を探索。

2020年10月24日 土曜日。10:00起床。やや肌寒いものの久しぶりにすっきりした天気。行こうと思っていた場所は寝坊で行けないので、以前から気になっていた場所の探索に行くことにした。石柱探しの下見の要素も一応ある。


神鉄鵯越駅で下車し、坂道を登って夢野白川線。ここから西方左から高取山、正面に獅子ヶ山(仮称)、その山の手前にある丘(こんもりした場所)にまず行くことにする。


鶯町を下り写真右手、雲雀丘小学校方面へ進む。
その先、小学校の南側を抜けて左折。道なりに下っていくと大日丘児童館がある。そこから西へ進むと探索場所の取付き。


西へ進むと行き止まり。かつてここで90度曲がって道が続いていたと思うんだけど、現在は藪。都合よくフェンスが切れているのでここから入ってみることにした。


1975〜1979年の今昔マップでこんな感じ。戦時中には対空施設なんかもあったみたい。


入るとすぐに水路があったので、これに沿って歩くことにした。しかしどうも途中から行きたい方面とズレてきたので水路を離れて竹藪に突っ込んでいく。


しかし竹藪を進むのって本当に難しい。掻き分けながら進むとまっすぐ進んでいるつもりでも、そうはまっすぐに進めない。景色もほとんどかわらないので迷いやすい。しばらくすると明瞭な踏み跡に出ることができた。ということは人の出入りがあるんだ。


踏み跡を進んでいくとGoogleマップでも確認できる開けた場所に辿り着いた。謎の場所。まぁ建物でもあったんだろうと思う。


開けた場所の北の端っこに踏み跡の続きがあるようなので進むことにした。あぁ不気味……。

なにかありやしないかと探すものの、大したものはなくゴミばかり。瓦があったりはするんだけどね。


159.3mのピークにも何もないようだ。とりあえず戻りましょ。

下りながら一応周囲を確認。ゴミボックスみたいなものや、コンクリの遺構、瓶などが転がっているだけ。


さて、道路に戻る。結果何も無く、期待はずれな展開。このまま帰宅するのも癪なので、石柱探索の下見というか怪しそうな地点を探索しておくことにする。


一旦来た道を戻っていく。北を向いて左手にけやき保育園、右手に大日ヶ丘特1配水場がある丘。ここを探してみようと思う。


北西角の壁を登って小さな尾根伝いに登ってきた。立入禁止の外周を回るも何も無し。


続いて雲雀丘中学校のグラウンドの南側を進んでみることにする。東へ進むと最終地点は崖状。回り込んで進んでいく。


中学校敷地外の南東角に境界杭があるにはあったけど、お目当ての石柱の類は何も無し。


ケアハウス丸山の郷方面に下っていくと、北側にコンクリ構造物があったので寄ってみる。おそらくこの辺りは丸山大橋の補強工事、またはそもそもの橋を架ける工事の飯場か何かがあった場所だろうと思う。さて、このあと最後の仕上げに行こう。


六甲全山縦走路の一部を進む。ところで、全縦…Muscleは一回も通しで歩いたことがない。いつかやろうと思うものの、どうしてもこうした住宅街を歩くっていうのがなぁ、抵抗がある。まぁいずれは歩いてみないとね。


石柱探索の下見で303プレートのあたりのようすを一応確認しておく。年中藪みたいね。もうここは諦めよう。

本日最後の課題へ。以前の歩きで「A-tacsさん」から教えていただいていた階段から採石場跡の岩場見学に行ってみる。コメントを頂いた箇所はここですね。この先は植栽が行われている。


踏み跡を辿った先の植栽エリアから。これが採石場跡。
写真正面の中央稜と言えそうな部分をしばし眺める。意外に登れるんじゃね?…そう思う。岩質は触ってないものの脆そうに見える。


踏み跡の脇を見ると採石場だったと思わされるものが残っていた。これは田邉鉄鋼のIRコンプレッサ。とりあえずパイプの先を追ってみることにした。


パイプを追っていくと西陵と言えそうな場所に至る。これは登れそうにもない……。


そもそも取り付こうにも足元は鋭いリッジになっていて、落ちたら大怪我では済まなそう。ここを行けるかなと思っていたけれど、これはちょっと厳しいかな。リッジの脇はなんとか行けそうにも見えるけど。石柱探索をするとしても万全の装備で望まねば。


今日は結局何も見つからなかったし、意味があったのかどうか。どうあれ、今日歩いた場所に石柱が無いってことだけは確認できたので、それだけは救いか。

今日歩いた軌跡

【KOBE HILL MAP】徳本上人妙号岩 探訪。苅藻川遡行から鵯越墓園水無池の南へ。前のページ

六甲ローカルハイクディスカッションにゲストとして参加する。次のページ

コメント

    • 街歩き人
    • 2020年 11月 09日

    Muscle Turtleさんこんにちは。
    昨日は久しぶりに高取山から獅子ヶ池方面行きました。(ちなみに59号は間違いが分かった後すぐに確認に行っています)今回の目的は58号の探索もですが、まだ自分の目で見ていない55号を確認にいくことで、以前56号は見付けていたのですが55号はややこしそうなので側の鉄塔までは行ったのですがそれ以上探してなかったのです。
    今回も鉄塔巡視路を通って鉄塔まで行き、「さあその先」と進むと道らしきものが出来ていてあっさり55号にたどり着きました。しかも石柱の周りが伐採されていて、北東側の見晴らしがとてもよかったです。これはもしかしたら関電の人の中にもMuscleさんのファンの方がいて石柱への道を整備してくれたのかも知れませんよ。
    あと全山縦走、去年の大会に参加しました。前半の渋滞、自分のペースで歩けないのがイヤでしたが、それも大会のうちと割り切りました。せっかく六甲山歩いているのだから、記念になにか1つと思いましてね。

    • 街歩き人さん こんばんは!

      すっかり寒くなってきて、週末はなんやかんやで家でゴロゴロしてました。
      山から気持ちが離れているのかも…。

      それにしても、そんなファンがいるのかしら(笑)
      でも…石柱の周りなんか伐採の必要ないですもんね。
      なぜでしょうね?謎。

      ところで全縦、やってたんですね。みなさんやっぱりやってるんだ。
      生まれつき左膝が良くないので、菊水山の下りでお皿がぶっ壊れそうです。
      今でもきつい下りは常に右足から足をついています。
      そんな調子ですが、いつかはやらねばと思い直しました。

      にしても58号、それに47号はどこなんですかね…

    • A-tacs
    • 2020年 10月 26日

    大日丘の「こんもりした場所」に行ったんですね!
    東山高射砲台跡ほどキレイに残ってないだろうと思っていたのですが、特に何にも無かったんですね。
    石柱も無かったとは残念です。
    (軍の土地を表す石柱ぐらいは残っているのかなと思っていました)

    知人に誘われて六甲全山縦走に一度参加した事がありますが、行列で山に登るスタイルは私には合いませんでした(^^;)

    • A-tacsさん こんばんは!

      行ってみました。丘の入り口は意外にあっさり取り付けます。
      竹藪も猛烈というほどでもなく、それなりに進めました。

      何も無かったのはあくまでも今回歩いた部分のみなので、
      もしかしたら、周辺に何かしらはあるかも知れません。
      あの竹藪は人為的な感じもして(ピークの埋もれ具合も)、隠された何かが埋もれているのかも。
      しかしパっと見では何も無いように見えました。多分目ぼしいものは何も残っていないと思われます。
      どっちやねん……。

      六甲全山縦走参加されてたんですね。すごっ!
      行列…よく聞きますね、その展開。やっぱり抵抗あるんですよね……そのあたり。
      こうして六甲を歩いているので、せめて一回はやっておこうと思います!

  1. この記事へのトラックバックはありません。

AND 絞り込み検索

  • カテゴリー

  • タグ

  • キーワード

神戸市境界石

  1. 神戸市境界石No.85 黒岩尾根から派生する尾根にて。どうや…
  2. 神戸市境界石No.72・75・77 平野谷西尾根から極楽谷経…
  3. 神戸市境界石No.75・76 大師道から鍋蓋山へ。七三峠から…
  4. 神戸市境界石No.67・71 イヤガ谷東尾根3本鉄塔手前と菊…
  5. 神戸市境界石No.66 鵯越駅からイヤガ谷周辺。

ナレッジ記事

  1. 摩耶山周辺の杉の固有名称、天上寺の千年杉などについて。
  2. 六甲山でのドローン撮影について神戸市に問い合わせた結果。
  3. 六甲山の砂防堰堤について思う。
  4. 布引貯水池管理橋の先にある謎のレンガ造りの建物について。
  5. XperiaXZ1 Compactに機種変更 試し撮り+αで…

谷筋ピックアップ記事

  1. Black Rock Ridge 黒岩尾根由来の「黒岩」はど…
  2. 裏紅葉谷 七曲滝の向こう側を見に。裏紅葉谷第二砂防ダムから左…
  3. 日柳川左岸の山小屋跡を見に行く。山小屋跡から支流を登る。
  4. 布引雄滝 五瀧不動尊の祠裏手から谷筋を登る。
  5. 布引谷の集落跡と地蔵谷の遺構再探訪。地蔵大滝上流左岸の無名支…
PAGE TOP