堰堤上流の砂地を過ぎると谷がやや左に曲がる。
石積みの谷止があって、このまま写真左奥の谷筋を進めば、摩耶ケーブルの行き違い点に至る。今日はそちらに行くつもりはない。かと言って右俣を詰めればケーブル線と交錯してしまう。というわけで、今日はここから右手の支尾根を登って、摩耶ケーブル東尾根に合流し下るつもり。
支尾根を登ってくと途中で、やや踏み跡薄めのトラバース道に出合い、東に進んできた。「行って来い」の標識がある地点。先には緑鉄塔。
鉄塔の東にも踏み跡(巡視路)が続いていたのでここを歩いてみることにした。出だしから踏み跡は明瞭。先で大きなヌタ場を通過。
谷筋を跨いで対岸の尾根に移る。この谷筋は尾根を下ったあとに登り返すことになる。尾根に乗って下ると、道は削られたような作業道。
左手にフェンスが見えてくる。少し先でスイッチバックして谷方向に下る踏み跡になっている。
谷筋に下ってくると鋼製スリット堰堤が見えてくる。堰堤を左から越えて谷筋を登っていく。ここは貧乏川の右俣といっていいと思う。
堰堤を越えるといきなり核心部。4段12m滝。手前の1段目2段目はなんなく登れる。
3段目。窪みに足を入れたり溝に突っ込んだりするものの…。どうにも落口が突破できそうにない。引き下がって左から巻くことにした。
巻き途中から4段目を見る。5mほどあって、中断に窪地があるけど、掴むものはなさそう。登るのは難しいと思われる。奥の堰堤を左から越える。
堰堤を越えると小滝。すんなり直登。足元を見ると靴型が。たまには誰かが登っているんだろう。マニアックな人がいるもんだ。
進むとなかなか凄みがあるエリア。ゴルジュと小滝。登った先には石積みの谷止が控えている。
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