なかなか荒々しい感じになってくる。(赤子谷左俣を登ったときのイメージから正直舐めていた…)家を出るときに沢用の拵えにして正解。
弓なりに窪んた左岸。蓬莱峡の近くなんだと実感させられる谷のようす。このあと大きな岩の脇を通過する。
岩屑が重なる地点。ここで一休み。発汗が激しくどうにもしんどい。手前の岩に腰を下ろして水分補給してちょっと休む。意外にもそれほど虫は気にならなかった。
ゴーロを抜けると谷が右に曲がって、その先にはなんだか怪しげな光景が広がっていた。しかしそのようすから俄然テンションが上がる。張り出す岩の先に滝が見える。
直角に曲がってF3。滝の正面に来た。下部は4mほどのハング、上部4mほどの斜瀑。ここの雰囲気は写真よりもパノラマで。
ぜひ見ていただきたいのがこちら。左手は大きな岩壁で巻くなら谷が右に曲がる地点あたりから巻く必要がありそう。右手は砂岩の滝、その手前も岩壁でとても巻くことはできない。
正直「詰まったか?」と思ってしまう。写真中央から左下の出っ張り(そのうちなくなっていそう)、これを頼りに登ることにした。その手前右、ホールドに見える出っ張りも掴んでみたら剥がれまくる。
う〜ん、なかなか緊張した。せめてバイルを持ってくれば良かったかも。補助ロープ5mだけ気休め程度で持参している始末…。なんの役にも立たない。
F4。あとから思えばF3からが谷のハイライト。すぐに5m斜瀑。釜は膝下程度。滝左を登る。このあと1m程度の段差滝を通過。
F5。7m弱、小さい釜を持つ滝。滝の右側は石垣になっている。正味堰堤のようだ。直登は無理で右から登る。
滝右のようす。しかし不思議な形だと思う。滝の表面に石垣を乗せているように見える。(左側はそれが崩れて本来の滝が見えているのかな。)
手前で暗い滑を過ぎると、これまた小さいものの釜を持った小滝。これは左から登ったかな。もう記憶が曖昧だ。
幅1m長さ3mに満たない超ミニゴルジュを通過。しかし濡れずに通過するのは無理。ジャバジャバ進む。ミニゴルジュの先で谷がやや右に曲がる。
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