弁天滝まで下ってきた。南北右岸に石柱があるというお話もあったので確認に行く。滝の落口を対岸に渡り、フェンスから奥に進む。
これか…。去年の5月末に1回だけ歩いていたけど、完全に見落としていた。背面には「観音慈恵会 関西本部用地」とあった。ということは阿含宗となる前の教団か。調べてみると少なくとも昭和42年以前のもののよう。敷地の境界を示したものだと思う。一応灘区に問い合わせてみたものの、「それは知りません」とのことだった。現在ここは誰のものなんだろう…?
さて、周辺を改めて探索。近くには十一番の杭、坂道の途中にも。
一角に祠がある。もしかして「武庫川六甲山付近口碑傳説集」に出てくる祠がこれか!?(ご本尊はなくなっている)
市民のグラフこうべ No.46より
弁天滝の大蟹(がに) 山道の旅人を襲う
六甲ケーブル土橋駅の上手、ドライブウェイの西に美しい滝があります。昔、この滝には大きな力二が住んでいて、夜な夜な山道を通る旅人をおそった。人々はこの滝を力二が滝とよんでいました。のちに、滝の上に祠(ほこら)を作って、この力二をつり、水の神さまとして、信仰しています。
〈メモ〉 水辺の蟹はここでは弁天さまとして祀られた。旅人を襲う大蟹については、明石の和坂(カ二ガサカ)にも伝わっている。
下流側、その先は崖になっていて、容易に近づけず。一旦ドライブウェイ戻って、弁天滝下に向かう。
弁天滝の下にきた。ことのついでに巻道も探っておきたいところ。
下の滝の落口右手。下に釜を見ながら登っていく。と、祠などがある踏み跡に着いた。なるほど用地跡が巻道になっているんだなぁ。
天辺に「ウオノ(?)」と書かれた石柱なども転がっていた。う〜ん、調べ物は多い。
弁天滝の上を再び渡渉してドライブウェイに戻る。寄り道がさらなる謎を呼ぶ展開。
すぐに大月大橋。今日は色々あって楽しめた。もう少し下調べをしてまた訪れてみよう。このあと六甲登山口バス停まで歩いて帰る。今日も無事でなにより。また一つ、六甲の素敵な谷を知ることができました。
わお!こんな寒い12月に直登とはあいかわらず精力的ですね!スタミナあるし持ち前の身軽さが拝読していて気持ちいいです。
いきなり外れるホールド、グラッとくるスタンス~この山域はこれがデフォルト、
ドライブウエイから見上げた岩稜は南稜より南にありますがここもデフォルト満載なのでご注意下さい
弁天滝〜新六甲大橋間では5~6本のルンゼというかガリーを訪れましたが多くは岩屑も滞留しないほどの傾斜でなかなかの迫力です。
秘滝、岩稜、隠れルンゼ、石柱‥きっとまだまだ発見されると思いますよ
こんばんは〜 年がら年中谷歩き…懲りない性分でございます。
今回の滝もなかなかの脆さ…谷での落石などもあったり。それがデフォルト…長峰山の面白さに、ほ〜っんの少し触れられたかと思います。
長峰山は全方向から登れるので、歩ける場所は尽きませんね。私の軌跡はまだスカスカ…。
長峰大好きさんは、ここら辺り歩いてないところは無さそうですね。私、どこまでその高みに近づけるのか。
秘滝など…さりげない課題と受け取りますね(笑)滝と云われると見たくなります。ヒントは少なめで、一方で危険は伝えていただけるのでとても嬉しいです。
あまり無茶をしないよう、また訪れてみます。