摩耶

(更新日: 2023.09.20) , , , 4

布引谷の集落跡と地蔵谷の遺構再探訪。地蔵大滝上流左岸の無名支流を登って555P。

2019年5月18日 土曜日。10:24起床。先週土曜日のTokiwaさんの山行で地蔵谷の遺構について触れられていた。Muscleも2017年に訪れていた>場所で、Tokiwaさんのサイトの掲示板にコメントさせていただいたものの、当時の写真はPCがクラッシュして無くなったので、ああだこうだ言えない。現場の確認をしようと今一度地蔵谷に行ってみることにした(お題1)。道中プラスで見ておきたいものもある(お題2)。


13:30過ぎに自宅を出発して新神戸駅の南。今日はどんよりな天気であまり気乗りしないなぁ。


市ヶ原を過ぎてハーブ園分岐道標へ来た。写真中央には土地売買の看板がある。数年前に問い合わせたところ、買うなら500万円、借りるなら月6万円を提示された。高くて食指が動かず。

ハーブ園分岐を過ぎてすぐに行き止まり道標がある。何度も何度も通り過ぎているけれど、この奥には行ったことがなかった。「道中プラスで見ておきたいもの」がここ。


白地図で示すと歩こうとする探索エリアはここ。


布引登山会憩いの家を左に見ながら東へ進む。その先には廃屋が一軒。多分もう住んでいないよね?


住んでいないであろう家屋を抜けると道が左に曲がる。


曲がった先には小さな橋があった。とりあえず流れで対岸へ。


右岸に渡り北側を見ると石垣。一段高いところにどうやらまだ集落があるようだ。


ふと足元を見ると2mほどの涸れた井戸。まるで落とし穴のようで落ちたら上がれそうもない。


橋に戻り左岸を東(上流側)へ進むことにした。


対岸に目をやると手押しポンプがあった。蒼ざめた馬さんのブログでは新神戸トンネルができて周辺(ここからは南)の井戸が涸れたっていうけど、ここはそこよりは北側。当時はどうだったんだろうか。布引谷の昭和のようすはそのブログを読み漁っていたものの…信州に行かれたので少々さみしい。


さて谷筋を進んでいくと谷止工に阻まれた。右岸に移り細い壁を慎重に進む。


その先には床固めがあって、奥には市ヶ原堰堤。ことが起きてからでは遅いよね。話はそれるけれど2016年の広島、2018年の北海道を見るに、ダムも大事だけれど、杉や檜ではない根の強い木々が必要だろうとつくづく思う。このエリアに限ってはゴルフ場開発がその一端ではあっただろうけど。


そんな話はさておきダムにぶち当たってので行き詰まり。北側に進路をとることにした。

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新神戸から天狗道555Pを経て、学校林道から東山尾根を下る。前のページ

2日連続布引谷へ。神戸市中央区葺合町山郡 謎の水平道と286mピークとゴルフ場跡を少しだけ探索。次のページ

コメント

    • kurokuwa65
    • 2019年 5月 19日

    Muscleさん、こんにちは。

    いつも精力的な記事を楽しみに拝見しております。
    地蔵谷の遺構は、私も以前行った際穴凹が気になった記憶があり、なるほどと記事を読まさせて頂きました。

    それから、看板は危険の「危」と読めますがいかがでしょう?

    ひし形に設置されていたものと思います。

    • kurokuwa65さん こんにちは!

      kurokuwa65さんの楽しい山行、うらやましく思っています!

      そういえば危険の「危」ですね!! 斜めか…そうですね! 真四角のときは斜めを疑え!を肝に命じます(笑)

  1. MuscleTurtleさん、おはようございます。
    興味深々で記事を拝見しました。

    まずは市ヶ原集落。
    世継山の土砂崩れは、山頂へ向かって谷止工が続いてる部分ですから、
    北側エリアはしっかり住宅が残ってるんですね。
    山歩きを始めた頃、市ヶ原から天狗道に向かう坂からこのエリアが見えて、
    MuscleTurtleさんが見つけられた現役の耕作地と
    その付近から草でも燃やしているのか、
    煙が上がっているのを何度か見たことがあります。
    住人がいる可能性もあったので、アンタッチャブルなエリアになっていました。
    詳細が判って、少しすっきりしました。
    古いタイプのフェンスですが、
    市ヶ原からハーブ園東尾根に抜ける道にも同じものがあります。
    確証はありませんが、ゴルフ場敷地境界のフェンスかも知れません。

    次に地蔵谷。
    平硝子は見つけたのですが、タイルがありましたか。
    六甲砂防史などでは、どの堰堤も飯場に関する情報は掲載されておらず、
    詳細は不明ですが、やはり飯場であった可能性が高いですね。

    最後に学校林道のコンクリート基礎ですが、
    これも確証はありませんが、写真のコンリートの雰囲気から
    おそらく東山砲台(三七一高地 高射砲陣地)
    関連のものではないかと推測します。
    戦後すぐの航空写真でも、4本鉄塔辺りに、
    人工的な平地が確認できます。
    軍関連の建物があったのではないか思います。

    • Tokiwaさん こんにちは!

      市ヶ原集落は前回の山行で小ピークがやけに気になってしまい…結果集落探索だけで小ピークも登ればよかったと思います。
      あの集落の重要ポイントとして、縦走路の水場でもあった涸れた井戸と、茶屋跡(現在の転回場)、登山会広場のお地蔵さんなどがありますが、
      あのピークにも何かあるのでは?と睨んでいます。
      それにしても、現在もいらっしゃるのか…どうなのか。
      あまり立ち入るのもあれですが、いずれにせよ現在は神戸市の土地と思われるフェンス外の通路で、”普通に歩けば”ですが「個人の敷地内を通る」という展開にはならないかと思います。
      例のフェンス、そういえばありますね! すっかり忘れてました。

      地蔵谷の遺構、基礎の上に積もった土を少し取り除いてみたものの、限界を感じ途中やめ。
      やはりそのように感じました。
      そもそもですが、地蔵谷の由来もとても気になっているところです。

      昔の航空写真との比較は本当に面白いですね。今はない道があったり。
      学校林道周辺はあまり見ていないのでまた見てみようと思います。

      今回も色々教えていただいてありがとうございます!

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